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キーワード: 水の教え
再会の日を待つ、法座の上の外套
本詩篇の最後には、跋文として次のように記されている。 以上が『善説・水の論書、二つの教流の百の波紋』というものである。 本編は、これまで私自身の心に習気を置くた […]
悲痛を冷却する月影に明日を
夜の闇、光り輝いている月は、どんな星よりも強く、どんな星たちよりも明るく輝いている。それは闇を所在不明なもとし、星雲の輝きの饗宴の中心軸となっている。
女神の歌を伝える渡鳥たちは舞いあがる
水の通り道には、龍たちが移動し、水のあるところには智慧を本体とする女尊たる弁才天が出現する。弁才天は琵琶で美しい音楽を演奏し十方にその響きが共鳴する。
歓喜の光がもつ質を感じられる時
歓喜・最勝歓喜・殊勝歓喜・倶生歓喜という四種の歓喜よりなる大楽によって、対象が無自性である空・甚空・大空・一切空光明という四空よりなる智慧を発展させていくことを説いている。
いまのままの私をはじめからやり直してみる
夜が明ける時、東の天空は曙色に染まりながら、再び巨大な太陽が昇ってくる。地球上のすべての出来事は、またはじまり、太陽氏の物語ではなく、私たちの物語が今日もまた紡がれてゆく。
未来のために自己批判と懺悔を繰り返す
すべての罪業は自らが他の衆生に対して為したものであり、罪業を反省し、自己批判を繰り返し、善へと向かい続けようとする決意こそ、懺悔の本体である。
ダイヤモンドの価値を忘れてはいけない
仏教とは、釈尊から伝わることばの襷でもある。この襷は遠く海の向こうのインドから、ひとりひとりと渡されてきたものであり、そのゴールは、すべてのものの苦しみをゼロにする、涅槃寂静の境地を目指すものであり、私たちはこの駅伝に参加している。
機密保持と暗号化は、すべての人の安心と安全を保証するためのものである
「すべての秘密は特権を生み出すので悪である」といった乱暴なことを考える者であっても、自分の個人情報をすべて万人に開示したいという人などいないであろう。
彼岸色の夕暮れに、航海への旅支度を思う
本日はちょうど秋分で御彼岸である。本日の夕陽は天空を赤く染め、雲間に隠れるように真西へと沈んでいく。この太陽は決して明日昇ってこないわけではない。
どんな大きな河も小さな水流が集まったものである
空性それ自体を理解すること極めて困難であるが、空性において否定されるべき否定対象を確認することはできるし、それがない状態である空性を想像することはできる。