文殊師利大乗仏教会では、運営委員会ならびに理事会の決議により、チベット仏教の伝統に則しているのかどうかということを宗務部の審査を経て、次のような活動を行っています。
チベット仏教総本山の日本別院の運営・維持
弊会では日本で唯一、四人の比丘からなる正式な寺院を運営し活動しております。ここでは日本で唯一チベットの仏教文化を体験できます。
龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院は日本ではじめての「正式なチベット仏教僧院」です。その目的は主にチベット仏教とその文化を日本に紹介するためです。
実際に目にして見ることのできる、触れることのできるチベット仏教の僧院の生活・行事などがどのようなものであるのかを知る機会を提供し、チベット仏教に関わるすべての人にチベット仏教の僧院の正式な情報発信基地としての役割を担っております。
デプン・ゴマン学堂における奨学事業
弊会は歴代のダライ・ラマ法王の教育機関でもあるチベット仏教総本山デプン・ゴマン学堂の公式な日本地域における仏教会である。弊会では2000年以来、日本における伝統宗教団体などとの交流をしながら、次世代のチベット仏教文化を担う世代の僧侶のために必要な奨学事業を行なっております。
各種セミナー・講習会などを通じた文化交流活動
日本別院を中心として、仏典を学習し、伝統的なテキストの読解法を伝授する、各種の講習会や読書会を開催しています。これらはすべてゴマン学堂の伝統に従って行われ、本格的なゲルク派の教育システムに則って大乗仏教を学ぶことができます。
研究支援活動
日本におけるチベット学の発展のためにチベット学の研究者ならびに学生と交流をもち、学術的な研究会を催しております。研究会ではチベット仏教における大乗仏教思想のみならず、中国・日本などに伝わる大乗仏教の研究との比較研究なども行われています。これらの成果は弊会会員用ウェブサイトにて随時公開されています。