2019.10.15

デプン・ゴマン学堂奨学基金

本奨学金はチベット仏教の真のプロフェッショナルを養成することにより、政治的なトラブルに屈さないで、インドに絶滅した大乗仏教のよき伝統を保存するために設立された奨学金です。

DrepungGomangDawn

現在ゴマン学堂には20才以下の僧侶が約300名以上在籍しています。彼らの多くは孤児です。ゴマン学堂はインド政府の指導に基づき彼らを養子縁組し、身元を引き受け、伝統的な仏教の科目以外にも数学・英語・社会などの近代教育をしております。

奨学金の種類

一般奨学金

ゴマン学堂への一般的な支援です。特に経済的に困難な亡命したばかりの学僧を支援するために使わせていただきます。毎年チベットから亡命し、多くの学僧がゴマン学堂にやってきます。彼らは高い動機をもって仏教を志し、日夜修行に励んでおります。亡命の途中に家族が死に絶えた者、現在のチベットではより深い仏教の修行が出来ないので、家族の元を離れて遠いインドまで亡命した者などといった様々な学僧がおります。これらの学僧は亡命したばかりで身心ともに疲れ切っており、勉強以外には何も手につかない状態の者が多くおります。もちろんまだまだ修行を積んでいかなければ立派なチベット仏教の伝承者になることは出来ません。これらの勤勉ではあるが経済的に困難な新規亡命者を生活の面で支えるためにこの奨学金は使われます。

青年学僧の奨学金

上記(1)には当てはまらない、経済的に困難なゴマン学堂に在籍している20歳以下の青年僧を支援するための奨学金として使わせていただきます。現在チベット人の若者は聖俗を問わず、将来が見えないせいか、非常に不健康な状態にあります。彼らのなかには優秀ではあるが、経済的に困難なためゴマン学堂においての生活を続けていくことが出来ないものが多くおります。これらの学僧を支援するために本奨学金は使われます。この奨学金は毎年の試験の成績および経済的な状況を厳選に審査した上で支給されます。

ゲシェーラランパ奨学金

約18年間の顕教哲学の学習を修め、ゲルク派仏教吉祥文化保存協会の試験を受け、チベット仏教の最高学位である「ゲシェー・ラランパ」の学位を授与するために励んでいる「カーラム学級」の学生に対する奨学金です。特に最終試験の前の数年間、学僧たちは寝る暇をも惜しんで、仏教の教理の研鑽につとめております。見事「ゲシェーラランパ」を取得し、チベットの正月の大祈願祭での問答を終えた段階では`ベット仏教の伝統を保持する者とな烽フを育成するための奨学金です。現在のよきチベット仏教の伝統を守るためにも極めて重要なものと思われます。

※文殊師利大乗仏教会では将来的にこのゲシェーラランパ号を取得した学僧を日本に毎年招聘し、記念講演を開催できるよう計画しております。

奨学基金を充実させるためのご支援のお願い

本事業の収益金のみでは、修学困難な学僧たちを充分に支援することはできません。修学の困難な学僧たちに暖かいご支援をお願いたします。

募集目標額: 年間500万円

(ご寄付の金額については特に制限を設けておりません)

ご寄付の方法

下記の郵便振替口座にお振り込みください。なお郵便振替のばあい、振込み手数料は当会でご負担いたします。領収証がご必要な場合には事務局までお知らせください。

加入者名 デプン・ゴマン学堂
口座番号00120-7-543168


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