アールヤデーヴァ


彼の直弟子たる賢者にして成就者たる
内外の学説の彼岸へと至り給われる
龍樹の教えを戴くすべての者の冠飾たる
勝子アールヤデーヴァに請い願わん

アールヤデーヴァ(འཕགས་པ་ལྷ་)は、ナーガールジュナの直弟子で、日本では「聖提婆しょうだいば」として知られています。

アールヤデーヴァの代表的な著作には『四百論頌しひゃくろんじゅ』(Catuḥśataka-Kārikā)があり、チャンドラーキールティの著したそれに対する注釈書『四百論釈しひゃくろんしゃくCatuḥśataka-ṬĪkāとともにチベットでもよく読まれるテキストのひとつです。ゲルク派ではジェ・ツォンカパの直弟子ゲルツァプジェ・ダルマリンチェンの書いた『四百論釈・善説心髄しひゃくろんしゃく』に基づき学ばれています。

また密教の著作としては、ナーガールジュナの『五次第』についての解説をした『行合集灯』Caryāmelāpakapradīpaが有名であり、いわゆる秘密集会の聖者流の根本テクストとなっている。