2016.09.18
ལམ་རིམ་སྨོན་ལམ་

三士菩提道次第広論・廻向文

ジェ・ツォンカパ・ロサンタクパ著
訳注:野村正次郎

ここに永く励むことによって二資糧を
虚空の如く広大に積集せるもののすべてが
慧眼を無明で覆われたすべての衆生たちを
引導する勝者の自在者に私がなれるように

そこに至るまではすべての世を超えて
文殊師利の慈に摂取し給われて
教説の次第すべてを含む最勝道を
証得成就して勝者たちを歓喜せんことを

自らが証解した如実の道の枢要が
強い慈しみによって方便に善巧し
衆生の心の暗闇を払拭することで
勝者の教説を永遠に護持せんことを

教説の最勝なる妙宝が普及していないか
普及したが既に衰退したこの地において
大悲によって悲しみの心が突き動かされ
この利楽の蔵が照らしだされんことを

勝者と子息たちとの稀有なる偉業によって
ここに善く成就した菩提道次第によりまた
解脱を求める者たちの心に栄光が齎され
勝者の偉業が永続して営まれんことを

賢道を編むために順縁を成就し
逆縁を払拭した人と非人とのすべてが
すべての世代を超えて勝者が称讃する
清浄なる道と離れることのなきことを

如何なる時であれ勝乗が十法行(1)によって
正しく成就され精進されているその時に
力を有するものたちが常に助け給われて
吉祥の海ですべての地方が覆われんことを