
サカダワ大祭とは
「サカダワ大祭」とはカーラチャクラ・タントラに基づく伝統的なチベット暦サカダワ(四月)に行われる釈尊の降誕・成道・涅槃に因んだ大乗仏教の縁日です。特にチベットではサカダワの朔日から十五日まで潔斎して、在家信者・出家信者を問わず功徳をできるだけ積む日とされています。
「サカダワ」(ས་ག་ཟླ་བ་)とは、インドの「ヴァイシャーカ月」(インド暦2月)、チベット暦の4月のことで、この月の満月15日にお釈迦さまは、この地上に降誕され・金剛座で成道され、クシナガラで涅槃なされたとされています。チベット仏教圏ではこの釈尊の縁日を記念して、サカダワの1日から15日(満月の日)までは、釈尊の言葉と思想へと想いを寄せて、普段やっている仕事を休んででも、この重要な釈尊のご縁日を大切に過ごそうとします。たとえば、このご縁日の間に貧しいものにほどこしをすれば、数十万倍もの功徳を積むことになるとチャンキャ・ガワンチョーデンは説いてます。
日本別院ではこのよき日を記念しまして伝統に則った法要を行うことになりました。また本年はインドよりゴペル・リンポチェ3世ガワン・ニェンダー師をお招きして特別集中法話会を開催いたします。チベット仏教のお祭りの本当の意味は「静かに自分をみつめ、将来幸せになるための善業を積むための時間」です。たとえお寺参りなどが忙しくてできなくても、釈尊を追想し、みなさまもそういった「特別な時」を過され、また日頃から仏教に親しまれている方は、仏教の教えとは一体何かを改めて学ぶ機会となることをお祈り申し上げます。
【日程】
- 日時:チベット暦第十七ラブジュン地戌歳4月8日〜15日
2019年6月10日〜17日 - 導師:ゴペル・リンポチェ3世ガワン・ニェンダー師
- 拠所:龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院
【特別祈願法修法】
期間中毎日行われます。
- 午前の法要 10:00〜11:30
- 午後の法要 15:30-17:00
【緑多羅四曼荼羅供】2019年6月10日(月)
すべての仏の活動を象徴する緑ターラー菩薩を補蛇落浄土から招請し、供養マンダラを4つ捧げ、一切の諸仏の活動を促すためのお願いをします。その時にあわせてみなさまのお願いごともお祈りいたします。
【護法尊特別供】2019年6月11日(火)
デプン・ゴマン学堂の4つの護本尊(パルデン・ラモ、大黒天、毘沙門天、夜摩法王)たちの供養し、仏法の護持興隆、仏教の実践者の順縁成就、逆縁消除の活動を依頼します。その時にあわせてみなさまのお願いごともお祈りいたします。
【成満記念法要】2019年6月17日(月)
釈尊から今日にいたるまでの師資相承を供養する法要を行います。
*予約が必要となります。
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