VOICE NEWS

参学への道標
2022.05.07
如来からいただいた手綱を手に
駆け抜ける方へ 手綱をとるように はじめは ひとつふたつ そしてすべてが 有の方へと逸れゆくこの心という暴れ馬を 落ち着かせて乗りこなす術となっていくように 聴聞や思索が心を変革する法となるように いざ 35 馬に乗って行きたいところに駆け抜けてゆく時には、手綱を調整しながら進ん […]

参学への道標
2022.05.06
総合的であることの大切さ
深遠な境地であると礼讃するだけで満足せずに 六人の荘厳 二人の最勝者 大成就者の全員を 各自の著書の審判に迎えながら顕密のすべてを 顕彰なされている第二の勝者のこの賢き流儀へと 心のすべてを一つにして全体を掴んでいきなさい いざ 33 宗教というのは総合的なものである。それは世間 […]

参学への道標
2022.05.04
不器用で頑固者であるということ
文殊菩薩が日々教化されたことにより 勝者の密意のすべてを現観し給われた 勝者ロサンすらも語られない新解釈は 夜中に妖怪が畑仕事をする如きものである 利益よりも損害が多いので堅く慎みなさい いざ 32 仏教を学ぶ、ということは、いまから2500年前にインドで釈尊が説かれた教えを学ぶ […]

参学への道標
2022.05.03
逃げ出さないで調べてみる
殊更に思想が汚れてしまったこの時代には 命題を提唱するだけで学者と驕った人々が 未曽有の新説と称し偽情報を流布している それでも徳の少ない人の耳には入ってゆく 兎はチェルの音から逃げ出してはならない いざ 32 湖や池がたくさんある森があった。森の中には草食動物や肉食動物、さまざ […]

参学への道標
2022.04.28
大地に根を深く張り巡らせた大樹となるために
真言聖典を聞思することが目指すものとは すべての勝者が一同に意趣された定説たる すべての悉地が三昧耶の遵守を根幹とする このことに揺るぎない確信を築くためである 真の目的を決して見失うことがないように いざ 31 大地に根を張っている樹々は、誰にも気づかれはしないが、いつも根の部 […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.04.27
大粒の雨を降らせて
このように行じて果を成就する時 三世の勝者の仏身と彼の仏国土と 眷属 活動 寿命 請願の一切を ひとつに集めた一切のこの行法を 賢く巧みに行じ円満したその後に 永く思いを込めたこの衆生たちへ 正法の甘露で大粒の雨を降らせて 一刹那にして私が救いだすように 44 天を含む一切世間の […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.04.26
天空を飛び回る鳳凰のように
勝子として聖者地を学んでゆく時に 三世の勇者たちのいるすべての地を ひとつずつ私は訪ねて巡ってゆこう 鳥たちの路を飛び回る鳳凰のように 他の勝子たちにも量り得ないほどの 広大極まりない所知の要のすべてを 淀みなく知る智慧を滞りなく発動し 広大なる行法の源流となれるように 43 如 […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.04.25
不屈の孤高の勇者として
信解を行じて垢を浄めてゆく 過去 現在 未来に出現する 此岸の菩薩衆のなか私はいる 黄金の大地の中心の須弥山で 眼 神通 聞法を積み重ねてゆく 功徳はすべて 品位高く聳えている 稚拙な破壊のすべてを超克してゆく 援軍を頼らない孤高の勇者とならん 42 私たちが菩薩として生きる決意 […]

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2022.03.28
チベット問題から考える未来(1)
1960年3月10 日、インドに亡命し難民となったダライ・ラマ法王は、チベット難民に対して談話を発表し「本日(3月10日)は、私たちチベット人の民衆が、誤った考え方で悪しき政策を実行しようとする中共の政治的・暴力的支配に対し、個人として自由を取り戻す目的で、大規模な活動を起こして […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.02.26
暴力や恐怖の連鎖ではなく、愛と人道的な救済の連鎖を
菩提を行じる時にはどんな所化をも 清浄学処で自制する出家へと導かん 彼らに必要な日用品があるのならば 思うだけですべてが得られるように 40 これから先如何なる生を受けるとも この身口意で為せるすべての活動は 無限の衆生のための利益の源となり すべてが彼らのためにならんことを 4 […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.02.14
闇を照らして輝く沙門の荘厳とは
それを身にする者を賢者は歓喜し 導師には沙門の荘厳と讃えられる 菩薩行に従う順縁のそのすべてが 滞ることなく実現していくように 39 釈尊の教えに従い出家した梵行の沙門たち、すなわち沙弥・沙弥尼、式叉摩那、比丘、比丘尼たちは、在家の俗人が纏うような宝飾品を身につけて身を飾りたてて […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.02.13
如来が防衛する難攻不落の砦
牟尼王に仕え謹んで学ぶ時 広大な行の完遂を妨害する 悪劫へ導く悪魔の仕業による 障害の履歴さえ残らぬように 38 菩薩行に障害が発生する事例について、弥勒の『現観荘厳論』所収の四十六事例のうちの前半の二十三例確認した。これは、直接妨害する逆縁の存在が加行の功徳の生起を阻む事例であ […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.01.30
破滅をもたらす魔物たちの仕業
牟尼王に仕え謹んで学ぶ時 広大な行の完遂を妨害する 悪劫へ導く悪魔の仕業による 障害の履歴さえ残らぬように 38 菩薩たらんとする者は、どんな時も如来の教法を決して見失うべきではない。常に如来の教法こそ私たちが歩むべき一切相智へと導く道であり、如来の示したこの道だけを常に畏敬の抱 […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.01.17
魔者たちとは交流しない
暗黒の側面が意志を揺さぶる 集いし法行の宴も中断させる 悪魔の親族たる悪友たちとは 刹那たりとも交わらぬように 37 私たちはいつも自分に利益を得ることを好ましく思い、自分の所有物が失われ、権利が阻害されることを嫌う。自分の名前が世間で存在感があることを望み、自分の名前が世間で誹 […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.01.16
善き友に出会えるためにできること
牟尼が定め給える矩を踰えることもなく 勝者の家業を継ぎ 善知識を敬っている 円満な鋭根をもち 逆禍から離れている そんな清浄な者に囲まれて在れるように 36 仏教に関わり、仏教を実践していく上で、私たちひとりひとりが孤独に釈尊と向きあう、ということは、極めて重要である。釈尊がこの […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2022.01.12
やわらかい光の筋を辿って
勝者の密意を清浄道理で如実に証得する 意趣に則ってご自身でも慈心に動かされ 善巧方便を行じ他者へ教示も究竟し給う そんな善知識たちにまた出会えるように 34 彼らに師事し数多の法を聴聞しつづけて その海原で永く漂い疑念のすべてを断つ 彼らが語らんとしたことを現実化して 善逝たちを […]

参学への道標
2021.12.22
密教の修法は現世利益のためだけのものではない
この秘密真言すら目先の厄災消除の道とし 福寿長命 資産増大 権勢繁栄 享楽など 現世利益のためだけの道具としてしまえば 最勝の大地を栴檀の灰土と化すのに等しい 仏法により悪趣を成就するのをやめなさい いざ 30 秘密真言乗は、波羅蜜乗に比べ利験が速やかに現実化し、衆生済度のために […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.12.21
菩薩衆の末席に在り続けるため
忍耐強く誠実で詐ることもなく 畏れずに勇敢であり信念をもつ 崇敬の念でいつも精進を怠らず 洞察力ある最勝の智慧を得んことを 33 一切衆生を利益するために、無上正等覚を得んと心に決めた菩薩たちは、梵行の菩薩として菩提にいたるその時まで、六波羅蜜と四摂事にまとめられる菩薩行を常に実 […]

参学への道標
2021.12.15
末流の情報ではなく、本流の原典を所依とする
大秘密怛特羅王の数多の妙薬を調合し 集約したのが生起・究竟次第等である それ故にこそ偉大なる原典を軽視して 口伝だけを嗜好するのは本流ではない しかるに根本原典と釈とを合わせつつ 怛特羅の義を求めていきなさい いざ 29 仏教を学ぶということは、釈尊が私たちすべての衆生が幸福にな […]

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.12.14
三界すべてに薫る衣を羽織る者たちに
世間を導ける最勝の地位に至るまで どんな生を受けるともそのすべてで 梵行の清浄円満な出家の所依を得て 大乗の種姓が覚醒してゆかんことを 32 一切衆生を利益するということは、彼らが迷い悶え苦しむことがないようになることに、私たちひとりひとりが積極的に貢献するということである。しか […]