
弊会ではデプン・ゴマン学堂の公式な日本での活動拠点として、令和元年に広島市東区牛田東の龍蔵院より、現在の大聖院西広島別院・真光院へと拠所を移転いたしました。その後令和二年よりは新型コロナウイルスの世界的な蔓延に伴い活動休止していましたが、一昨年・令和四年以来ゴペル・リンポチェをお迎えし、活動再開いたしました。
昭和初期に建設された真光院には空調設備がありませんでしたので龍蔵院に設置していました空調設備の一部も移転し設置しましたが、エアコンの出力容量に対して各部屋は倍以上の広さがあり、残念ながら十分な室温を保てない状況が続いております。また古い木造建築のため、密閉性も低く冬季には石油ストーブを利用しても十分に暖をとることが困難な日もあります。また夏季には本堂以下の建造物すべてが熱せられ、室内より室外の方が涼しい状況になっております。
気象庁の発表によりますと、広島市の直近の5年間の1年間の平均の猛暑日は平均で18日以上、真夏日は平均75日程度となり、これは真光院が現在の場所に移転された昭和20年代の5年間の平均の4倍以上の暑さとなります。最高気温が35℃以上となる猛暑日は、熱中症や暑熱による死亡のリスクが急上昇し、参拝者の方が静かにお祈りをしている善業が健康被害の原因となってしまう、という本末転倒な状況となります。また猛暑日ではないにしても、気温が30℃以上となる真夏日が二ヶ月以上も続くことは避けられず、外気よりもさらに堂内は高温であり、熱中症などの健康被害の恐れは著しいことは事実です。
日本別院事業は、ダライ・ラマ法王猊下も常に気を配って頂いている事業ですし、ダライ・ラマ法王猊下はデプン大僧院に所属される方ですので、日本での唯一の公式な活動拠点にも、いつでもダライ・ラマ法王猊下をはじめとする高僧にご訪問して頂けるように、空調設備をしっかりと整備する必要性もございます。また法話会などのオンライン配信などを行う上でも、室外の騒音を遮断するため、窓や戸を締切った上で照明を用いることで、室内の気温が上昇するのは避けられません。
このような事情から、このたび弊会では、日本別院として活動させて頂いている真光院の本堂内陣・外陣・客間・阿闍梨居室ほかすべての空調設備を奉納し、いつでもダライ・ラマ法王猊下をはじめとする世界的な高僧をお迎えする体制を整え、かつ参拝者のみなさまが心静かに善資の積集に集中できる環境を整備するために、以下の通り奉納事業を発願いたしました。
仏教では、釈尊がご在世の時に釈尊と諸衆を供養するよりも、釈尊や諸衆がご不在の時に、いつもそこにいらっしゃると観想し、供養することの方が遥かに高い功徳を積集することができると説かれております。また仏説を記した仏典を安置する経堂ならびにそれを実践する出家者が生活する寺院の建造物の新築・修繕に寄与することは、究極の救済である仏法という法宝そのものを供養することに他ならない、と言われております。
つきましては、皆様方の暖かい志を永代にわたり残させていただきたいと思いますので、何卒ご協力を賜りますようにお願い致します。
- 奉納料:一口3万円・5万円・10万円から
- 設置場所:真光院デプン・ゴマン学堂日本別院
- 整備予算:総額250万円以内
- 空調設備:DAIKIN risora SXシリーズ 6台
- 1階部分:本堂内陣・外陣(2台)・客間(1台)・寺務所(1台)・台所(1台)
- 2階部分:阿闍梨特別室(1台)
- 換気設備:本堂護摩壇ならびに諸天燻浄供用(火災報知器対策も含む)
- 電気設備:幹線設備工事
- 空調設備:DAIKIN risora SXシリーズ 6台
- 施工期間:ご奉納状況に応じて随時開始いたします。
- 御奉納者には真光院に設置する奉納者目録へ記載させていただき記念品を授与致します。
- 全設備の施工が完了し次第、特別法要を開催いたします。
日本別院空調設備を奉納する
参考


