
施主各位
一般社団法人 文殊師利大乗仏教会
謹啓 仲秋の候 益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたびは弊会がデプン・ゴマン学堂日本別院事業を行っている本拠地である、広島市西区庚午の真光院に対する空調設備の奉納事業に際し、施主のみなさまにおかせられましては大変心温まるご浄志をお寄せいただき誠に有難く、深く感謝申し上げます。
当初一階部分五台、二階部分一台の空調機器を新調させて頂く計画にしておりましたが、すぐにリンポチェが滞在されている二階西側の一台、参拝者のみなさまが集まって過ごす客間部分の一台を新調させて頂くことが可能となり、それに伴い従来の古い機器を台所ならびに寺務所へと移設させて頂くことができ、一階では、法話会か授戒会を無事に開催させて頂くことが可能となり、猛暑日が続いた七月以降今年の夏季は、昨年とは比べものにならないほど涼しくお過ごし頂くことが可能となりました。また旧機器を、台所部分にも移設しましたため、耐用年数は既に過ぎてはいるものの、当面不具合もなく、緊急性のある猛暑対策としては十分な効果を得られることとなりました。
本年度皆様からお預かりしましたご浄志は、既に目標募集金額の六十五%程に達し、まだ本堂二台の機器、換気扇3台、耐用年数を超過している機器の交換、電気工事などの工事も残ってはおりますが、当面の間は、空調設備の設置の緊急性が低下いたしましたので、取り急ぎ本年度の工事は一旦ここで一区切りとさせて頂くこととさせて頂きます。
つきましては来る10月15日、真光院秋季大祭にて大本山大聖院座主の吉田正裕師をお迎えし、秋季大祭際にして、本年度分のご奉納を一旦完了とし、奉納帳を本尊へと納めさせて頂き、翌16日16:00からは月例の師資相承供の一貫として、ゴペル・リンポチェにより、十方三世の諸仏・諸如来・本尊・護法尊・荼枳尼天を本住処より勧請し、虚空無辺の一切衆生が今後菩提を得るその時まで道場にそのままご滞在いただき、地水火風の災害によっても決して妨げられることなく、無量の衆生を利益して頂け、共不共の悉地を授けて頂けますよう略式の善住法要を行い、ご祈願させて頂くこととなりましたのでご案内申し上げます。また法要が終了し次第、受領証・記念品を送らせて頂き、本年度の最終のご報告とさせて頂きたく存じます。
これから秋冬へと季節が移っていきますが、昨年までと同様本堂などでは灯油ストーブなどを活用しつつ、仏法を通じた交流活動と仏法興隆・衆生済度のために精進させて頂きたく存じます。
このたびは誠にありがとうございました。
令和七年十月吉日
敬白合掌
日本別院空調設備を奉納する