1月9日
九日は自生天たる梵天が供養した
供物を納受され有寂一切の妙善が
物質化したかの如き御身を示現され
梵天界まで満たされた君を礼拝する
翌正月九日は、自然に出現してきた大梵天王が釈尊を供養した。釈尊はその供物を納受なさり、身の丈が色界の初禅である、梵天世界に到達するほどの高さとなられた。これは輪廻に有るもの、そして寂滅に有る者という世間・出世間のすべての善の功徳を物質化して表現されたように、非常に高かった。釈尊はそこから下界へと大きな光を放たれて、下界は明るくなり、同時に釈尊の説法される声をすべての者が聞くことができた。釈尊は衆生たちの機根に応じた教えを説かれ、菩提心を起こした者、果を得た者、天人へと生まれる善根を起こした者たちが大勢現れたのである。
1月10日
十日は護世四天王が供養した
勝者の金色身で千光を放たれ
雲海は有頂天を満ちてゆき
利楽の恵雨を降らせた君を礼拝する
翌正月十日は、四方から四大州の世界を護っている四天王が施主となり供養した。
釈尊は、東方持国天・南方増長天、西方広目天、北方毘沙門天が住んでいる場所から、有頂天にまで届く巨大な御影を示現なされた。全員がその釈尊の姿を直接拝見することができ、釈尊は巨大な光明を放たれて、すべての者たちにその機根に応じた妙法を説法なされた。
これによりまた、菩提心を起こした者、果を得た者、天人へと生まれる善根を起こした者たちが大勢現れたのである。
1月11日
十一日は須達多が供養した
獅子座に座しておられるまま
御身を現されることもなく梵声の
御声のみで説法された君を礼拝する
翌十一日は、祇園精舎を寄贈したスダッタ長者(Sudatta, 須達多)、すなわち別名「アナータピンディカ」(anāthapiṇḍika, 給孤独)と呼ばれる方が施主となった。
釈尊は、大慈心の禅定に入られ獅子座に座されたまま、その姿をお隠しになり、放たれて光明は音声のみとなり、正法を説かれた。観客たちは、その音声だけを聴聞して、菩提心を起こした者、果を得た者、天人へと生まれる善根を起こした者たちが大勢現れたのである。
この釈尊が音声のみで説法を行われた日、それが今年は2026年2月27日(金)にあたる。




