
昨日本山デプン・ゴマン学堂では、昨日午前に示寂の相をお示しになられました前ガンデン座主猊下を追悼し、学堂僧衆一同で猊下の法恩を追念し、速やかに衆生のために再びこの地上にお戻りくださいますよう祈願会を開催いたしました。
前ガンデン座主猊下ジェツン・ロサン・テンジン・ペルサンポ猊下には昨年に引き続きジェ・ツォンカパ大師の『菩提道次第広論』および同書の『四註合集』(ལམ་རིམ་མཆན་བཞི།)の講伝を本年9月30日より20日間に渡って本山で伝授していただくよう予定しておりましたが、猊下のご公務が過剰であることなどが理由で先日9月14日にやむ終えず延期とさせて頂くこととなったばかりでの訃報となりました。
近年では夏安居の後に毎年のように猊下から甚深広大の法を聞法させて頂いてきた本学堂の僧衆一同、あらためて無常の法を感得することの大切さを教えていただくこととなりました。









ガンデン座主(ガンデン・ティパ)は初代ジェ・ツォンカパ大師、2世ギャツツァプジェ・タルマリンチェン、3世ケードゥプジェ・ゲレクペルサンポから600年以上も脈々と現在まで続く、ゲルク派の最高位の代表者です。現在は昨年より105代ジェツン・ロサン・ドルジェ・ペルサンポ猊下が就任なさっておられます。

