2023.07.16

サムロ学寮のゲシェー・トゥプテン・ヤーペル師がデプン・ゴマン学堂のすべての規律を監督する新維那に就任しました

デプン・ゴマン学堂の僧院のすべての規則を司る維那(དགེ་བསྐོས།)の任期は1年であり、チベット暦5月16日の夏大法会の初日から1年間の維那は職務にあたります。去7月4日の早朝、前任のハルドン学寮のゲシェー・イシ・ジュンネー師からその職を受け継ぎ、サムロ学寮のトゥプテン・ヤーペル師がその職位にこのたび就任しましたのでご報告申し上げます。

デプン・ゴマン学堂の役員会は管長・維那・経頭ならびに16学寮の各寮長および寺務局によって構成されており、日本を含む各国の支部や治療院・ゲストハウス・手芸工場・カフェ・売店などもその下位の組織となります。これから師は維那としてデプン・ゴマン学堂の僧院の規律の責任者として1年間お勤めになり、日本のみなさまから寄せられるご祈祷やご寄進の施主名・所願などを学堂の僧衆全員に奉読されほか、僧院の規則を乱す僧侶の処罰を決定したり、所定の行事に参加できない事情がある僧侶などの出欠の許可なども行われます。

前任のゲシェー・イシ・ジュンネー師(左から2番目)には謝辞が寺務局から伝えられました。
サムロ・ゲシェー・トゥプテン・ヤーペル師(中央)
就任にあたり問答法苑にて宣誓します
サムロ・ゲシェー・トゥプテン・ヤーペル師
経頭ケルサン・ツェリン師(右)とともに


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