2021.04.27

本山デプン・ゴマン学堂にて2020年度決算報告会・理事会が行われました

デプン・ゴマン学堂 寺務局
今後の基本方針についてお話しされるケンリンポチェ・ロサン・ギャルツェン師

本日2021年4月27日、本山デプン・ゴマン学堂では学堂長、維那、経頭、の三役をはじめ事務局並びに16学寮(カンツェン)の代表、未来運営委員会のスタッフが集まり昨年度の年次総会が開催されました。年次総会では昨年度の決算報告も行われ、アメリカ、ロシア、台湾、日本といった公式の各支部の決算報告も行われ、今後の僧院の運営についての様々な事業計画も検討されました。

2020年度の連結決算では、これまでアメリカやロシアなどの文化交流ツアーの収益による収入が2000万ルピーを上回る減収となり、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、北インド、モンゴルやロシアなどへ帰国した僧侶が300名以上となったので、現在の学堂に滞在している僧侶の総数は一度1400名に落ち込みましたが、北インドのラダック地方やロシアからも少数ですが戻ってきた僧侶もいますので、現在の僧侶の総数は1500名程度に回復したとの報告がなされました。

2020年9月には急速な感染拡大のため、僧侶に対するPCR検査を行ったところ、新規感染者は10名にも満たず、本年になって学校なども再開しましたが、またインド全体で急速な感染拡大にともないカルナタカ州でもロックダウン隣、現在は授業や中規模以上の法要などはすべてストップしている状態にあります。

今後このパンデミックからの回復までは多少時間がかかることも含め今後の学堂の運営について、様々な議論がなされました。


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