作成日: 2012-04-02 最終更新日: 2016-01-20 作成:野村 正次郎

【主席大臣来日随行日誌(1):草稿】

ダライ・ラマ法王の政権委譲に伴いチベット亡命政府のすべての運営責任をダライ・ラマ法王から委譲された主席大臣ロブサン・センゲ氏の来日にあたり、弊会では広島地域を中心にした有志が集まって、主席大臣を本来ならば広島にご訪問いただくこととしておりましたが、主席大臣のご日程やご公務が多忙のため、残念ながら広島に来ていただけない結果となりました。

しかしながら今回ダライ・ラマ法王日本代表部事務所とともに主席大臣の来日企画から準備していた関係で、主席大臣の訪日取材・通訳・記録ボランティアとして参加させていただくことになりました。

以下の記事は今後更に編集し、校正して最終的にはダライ・ラマ法王代表部事務所のウェブサイトならびにチベット通信に掲載される予定ですが、毎日作成しています原稿の草稿をこちらで公開します。

第一日目:2012年4月1日

31日夕刻に到着されたロサン・センゲ首相はまずいくつかのメディアのインタビューに答えられ、その後4月1日在日チベット人たちとお会いになられました。

ロブサン・センゲ首相はまずは集まったチベット人に対して簡単なお話をされ、その後、約40人から50人集まった在日チベット人とざっくばらんな議論を約1時間半にわたって行われました。

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特にダライ・ラマ法王の政権委譲から現在の焼身自殺による抗議に至るまで、チベット社会が今後一丸となってチベット問題に取組んで行かなくなったことや、政権の主軸としている教育政策にいたるまで、いま外国にいるチベット人は連帯し、協力しあってチベット問題に取組んでいかなければならないこと、そしてそれをチベットの民衆が自らの手で行うことこそがダライ・ラマ法王が考えられているビジョンであるということなどを確認しました。

引き続き、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の主催にて、ホテルオークラにて「チベット亡命政権ロブサン・センゲ歓迎レセプションが行われました。会場には女優の志穂美悦子さんが生けられた花が飾られ、日本全国から約200名の参加者が集うこととなりました。

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レセプションでは志穂美悦子さんからはチベットとの出会いやその支援の気持ちなどが表明されました。続き、昨年11月に郡山でのダライ・ラマ法王の講演会を主催された下村満子さんによるスピーチがあり、その時のエピソードなどが披露されたり、主席大臣によるスピーチがおこなれ、大本山護国寺の岡本永司管首による乾杯のご発声の後に、日本全国から集まったチベット支援者が主席大臣を囲み和やかに歓談が行われました。

会場からは「一層チベットに対する支援の輪がひろがった」「現在は悲劇的な状況が続いてはいるけれども、若く新しいリーダーを迎え、今後さらにチベット問題の未来のために一丸となってこの問題に取組みたい」といった声も多く聞かれることとなりました。

第2日目:2012年4月2日

月曜日の午前中は櫻井よし子さんとの対談が行われました。この模様はしばらくしてから雑誌掲載される予定ですので、詳細はそれを参照して頂きたいと思います。今回の訪日にご尽力なされた櫻井よし子さんは、主席大臣の話を熱心に聞かれ、チベットのためにどのようなことができるのか、ということなどを具体的にさまざまな角度から考えられ、それを主席大臣とお話をされていました。

櫻井さんとの対談が終わるとすぐに、主席大臣一行は東京都庁へ向かわれ、石原慎太郎都知事と会談されました。主席大臣からは都知事に長年のチベットに対する友好的な都知事の姿勢に対してあらためて謝意が述べられ、今後新体制でチベット問題に対して取組んで行くことなどの報告がなされました。

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都知事と主席大臣は終始雑談をふくめて英語で直接意見交換などが行われました。

都知事との会談の後に主席大臣は日本外国特派員協会にて記者会見を行われました。

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60名強の報道関係者が集い、主席大臣からはチベット亡命政府の現状とダライ・ラマ法王の政権委譲、新体制の経過報告、焼身自殺にとよる抗議活動などについての詳しい説明がなされました。質疑応答でも報道関係者が以前にも増して、具体的な今後の方針や施策などについて質問が寄せられ、活発な議論が行われました。

記者会見が終了した後には、安倍晋三前総理、麻生太郎前総理と個別に主席大臣は会談され、前総理はお二人とも直接英語で議論をされ、 主席大臣からはこれまでのチベットに対する様々な支援に対する謝意が伝えられると同時に、今後のことなどが長時間にわたって細かく話し合われました。

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