当年火午歳の厄除祈願のうち、当年に魂相に凶相が見られる方を施主として、日本におられる関係者のみなさまのため、去る2026年4月9日(木)の午前・午後に初会・第二会の法要が、2026年4月11日(土)には第三会の法要が本山デプン・ゴマン学堂において成満しましたのでご報告申し上げます
初会 般若経・各種陀羅尼を中心とする法要:2026年4月9日(木)
『妙吉祥真実名経』『宝幢陀羅尼』『白傘蓋陀羅尼経』『妙臂印幢陀羅尼經』など主に身体健康・闘病平癒・無病息災などを目的とした『薬師経儀軌』や主に福徳と智慧の二資糧を増大させる『聖妙吉祥眞實名經』を中心とする虚空蔵菩薩・地蔵菩薩などの『陀羅尼集』の各種陀羅尼を諷誦する法要が、去る2026年4月9日(木)の午前の会にて行いました。

第二会 百四厄災消除法:2026年4月9日(木)
2026年4月9日(木)の午後からは、四魔を退魔させる修法が勤修されました。
仏教では、四魔というものが存在していると言われています。それは死そのものである死魔・貪瞋痴の三毒を中心とする煩悩魔・善業を行うのを妨げる天子魔・輪廻そのものである蘊魔の私たちを妨げる四種の魔物のことです。この四魔を降伏し打ち勝ったた者が、仏位を実現し「阿羅漢」という境地を得ることができます。四魔を降伏することは、釈尊が成道の直前に見せられた「降魔」の行状として大変有名です。
通常私たちはこの四魔に苛まれさまざまな苦しみや問題を抱えて生きています。そこで四魔を降伏することをこの地上で実際に行ってくださった仏教の教主釈迦牟尼如来のお力を借りて行う儀式に「百四儀軌」というものがあります。「百四供養」とは燈明を百燈、飯食の供物を百個、ツァツァ仏を百体、願主の身代わりに災難を受けるためのものを百体つくりそこに厄災を故意に発生させます。そのことで願主自身のもつ厄災の原因となる業を前もって異熟させ、厄災の原因を先に消費させ、厄災が起こらないようにします。法要では三宝に供物を捧げ、魔たちにも滋養与え、四魔が邪魔しないようにしました。



第三会 招魂法修法:2026年4月11日(土)
2026年4月11日(土)には、招魂法(བླ་འགུགས།)と呼ばれる儀式が修法されました。これは招魂法(བླ་འགུགས།)とは、願主の身体から失われてしまいそうになった魂の力や、散乱してしまった魂の力を本来ある場所に呼び戻し、他の場所へと連れ去っていく魔物たちを諭して、心の貧しい魔物たちに施しをなし、悪戯をしないように諭す儀式です。
僧侶たちはまずは本尊として生起して、最初に願主の身代わりとなる物質へと師・本尊・荼枳尼天・護法尊・守護尊たちを勧請し、そこで供物を捧げます。その上で諸仏たちから魔物たちへと命令をしていただき、願主の生命や魂の力を脅かすようなことを願主自身ではなくその生贄にするように命じます。その上でさまざまな護法尊たち、干支となる八卦や九星などの星天たちや八部衆に供物を捧げながら、それらを共同で諭し、魔物たちが願主たちを仏教を修行する場とは異なるさまざまなよくない場所へと連れ去ってしまうような悪戯をやめさせるようにします。その上で魔物たちが如来の教えをちゃんと聞き、正法の真実をきちんと考え、行者たちの意図を汲み取るように命令し「自分自身の身体に起こることを考えて、他者を傷つけるようなことはやめなさい。」と魔物たちが彼らが本来いる場所へ帰るように命令をします。
最後に魔物たちが帰路について本来の場所へと戻ったことを確認して、最後に身体や生命が堅固になったものをさらに堅固にするために、諸尊に散華し供養して一連の法要は成満となりました。

第四会 開運燻浄法・軍神勧請法
第五会 如意輪白多羅尊福寿成就法
残りの法要につきましては、明日2026年4月22日(水)の午前10:00から第四会、ならびに午後4:00から第五会として、ゴペル・リンポチェが日本別院で修法されます。これはみなさまが普段活動なされているこの日本の地で行うことで、お招きする諸仏と日本に住んでいる八百万の神々にも供物を奉献し、皆様の前なる活動を手助けして頂くようにお願いするためには、日本で行うことが好ましいからという理由によります。




