2025.05.30

木巳歳サカダワ大祭がはじまりました

チベット暦4月1日(2025年5月28日)は釈尊がこの地上に降誕・成道・涅槃の相を示された一年間で最も聖なる月「サカダワ」の朔日となります。このサカダワは「十万変月」とも呼ばれ、6月25日(水)までの1ヶ月間私たちが行ったすべての業は、通常よりも10万倍の功徳があると言われているとても大切な月です。

本日はこれから10:00および16:00よりゴペル・リンポチェが日本別院にて教主釈迦牟尼如来の教法が十方三世に興隆し、一切衆生が安寧であり、かつこのサカダワ月の一ヶ月間善業を積まんと発願するすべての方々が、滞りなくこの一ヶ月間の積善浄罪に励めるよう祈願しました。

午前中の法要では、『釈尊に対する讃・加持近入』『仏世尊説甚深縁起讚 善説心髄』をはじめとする釈尊に対する礼讃偈をはじめとし、仏説である華厳経普賢行願品・弥勒祈願経・般若心経・三昧王経などを諷誦されました。また本日のこの日がそのような日であることを私たちに教えてくださるためサカダワの朔日に示寂の相をお示しくださった弊会の指導者として以前活躍されたゲン・ロサン師を釈尊と無区別に追念し、16:00からは師資相承供を修法なされました。

真光院本堂の外陣では、サカダワの期間中、ダライ・ラマ法王猊下の行事の時に何度も開眼して頂きましたアップリケの釈迦三尊像のタンカを開帳しております。さまざまな法事が催されます。サカダワ期間中は通常の10万倍の功徳があると謂れておりますので、みなさま随時お参りいただけますと幸いです。


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