DhamekStupa
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VOICE NEWS

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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2020.11.20
人間の獅子であるということ
敵陣を率いる凶暴な象を撤退させてゆく 善説の咆吼を群衆の中心で響かせている 謀略する狐たちも辺境へ駆逐されてゆく 四無畏を具足し給える人間の獅子 君よ 6 如来だけがもつ功徳である十八不共法は、如来十力・四無畏・四無礙解の十八であるが、如来の智慧の諸相を描いているものである。前偈 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2020.11.18
一本の柱を荘厳する無限の可能性
これを分類するならば、事物・常住 否定・肯定 定義・定義対象・定義基体 所作・非所作 既成・未成 有為・無為 実在者・非実在者 滅・非滅などがある 4 所知などの一切法を分類すれば、実用能力がある無常なものである事物なのか、そうではない常住なものなのか、の二つである「事物・常住」 […]
参学への道標
2020.11.16
のんびりと優雅に法縁を紡ぐ
身口意の三門を善根へ結びつけるために 名実を共にする善知識へと師事している このすべての法行は彼を根源としている このように思いつつ教えに従い実践する いま得ているこの法縁を紡ぐがよい いざ 5 仏教を学ぶ上で何よりも大切なことは、自分と釈尊との関係をきちんと作る、ということであ […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2020.11.13
稲妻の閃光・如来の十力
無辺の所知へと礙げなく志向する 智慧の力で凶悪な魔軍は敗北する 威勢よき若い花も落雷で斃されるように 十力の稲妻の閃光で威嚇している 君よ 5 地上に咲き乱れる若き花へ落雷することで、どんなに威勢よく咲いていた花もすべて倒れてしまうように、どんな凶悪な魔の軍隊であれ、弥勒仏の無礙 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2020.11.11
意識が対象領域となし得るもの
所知・所量・所依成立・有 法・基体・縁起 所縁・有法・客体 これらは等価遍充であり、 分類の根たる有法である 3 仏教とは、知性の宗教である。釈尊は「ブッダ」となられた方であり、「ブッダ」とは、知るべき一切のものを正しく如実に知っている者ということを意味している。 通常我々は知る […]
参学への道標
2020.11.07
出世間の絶妙な味わいの本質とは
業が集めてきた故郷や家族や友たちの すべてを残し遠く離れ処に去ってきた 然れどもし見知らぬ用もない友を集め 故意に堕落するのなら狂人の業となる 参来した聞思の業のため心を結べ いざ 4 釈尊の説かれた教えに触れ、私たちは仏弟子となり、生死の輪廻を超越した解脱と一切相智という学の極 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2020.11.05
無敵の慈愛の軍陣にいるということ
魔を降伏させる陣にては何らの恐怖もない 無敵の勇士 天地と地上の最勝の師である その眼差は常に戦慄した衆生に注がれている 私たちを導き給う君よ 私は御足へ礼拝せん 4 暴力と狂気、殺戮や略奪、これらは私たち人類が歩んできた暗黒の歴史である。今日の日本では、その光景を私たちはあまり […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2020.11.04
見つからない私を探した洞窟の行者の教え
有法という法類の根を説明して その法たる法類の項を提示する そこで確定される規定は何なのか それを決択する帰謬とは何なのか 思想を中観へとどう志向するのか これらの五項目が梗概なのである 2 私たちは現実の世界を生きている。現実の世界は抽象的で観念的ではなく、実際に人々と出会い話 […]
参学への道標
2020.11.02
私たちはいまここでどう生きているのか
有暇の所依を得て勝者の教えに出逢っている 正しい善師に師事し 友と法を共有している こんなに恵まれた機会を得るのは稀有である 何度も得られるものではないから大義がある 先送りはもうやめて 大義を全うせよ いざ 3 現世利益を目的としている世間の実学は、学問に志して、学問を追求し、 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2020.10.28
二百八十二億人の明日へ
君は透明な湖に百の花弁を開いている それはまた陽光によってさらに発光する 君は澄んだ霽空で星たちを護っている それがまた茉莉花の園に光を注いでいる 君は相好の眩しい光の環の中心にいて 君を視つめる衆生の心を瞬時に奪っている 大慈の主 君へ 幾世でも私は跪かん どうぞ私の頭頂を荘厳 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2020.10.24
大草原に咲き乱れる論理学の花
知るべきことは草原のように広大で 正理の道が華開いて咲き乱れている さあ さあ 賢しき者たちよ ここへ集い 戯れるがよい 1 チベット仏教ゲルク派の総本山のひとつであるデプン・ゴマン学堂にはいくつかの不思議な名勝があるといわれているが、その最大の不思議な名勝として数えられるものは […]
参学への道標
2020.10.22
未来無限の衆生のために学ぶ
梵天は将軍と称し奢っている 欲界の諸天は慢心し享楽する 不条理を正す智慧を追い求め 正しく学究せんと求める者よ 教誡を授けよう 聞きなさい いざ 2 学問の象徴、文殊菩薩に対して敬意を表明したのに続き、本偈では、本詩篇の著述の宣言、聴聞の要請、著述目的、想定する読者の特定を行って […]
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弥勒仏への悲讃
2020.10.21
いまもう既に如来の代理人は存在する
四つの真顔は賛辞のことばを語っている 千の眼差は直視し永遠に降り注いでいる 快楽の主宰者さえ虚心となり君には跪く 勝者の代理人 君の足下に私は礼拝する 2 如来を示す十号に「師」(śāstā)「天人師」というのがあり、これは釈尊をはじめとする諸仏は私たち人類のために説法をしてくれ […]
参学への道標
2020.10.19
すべての学問は文殊菩薩を出自としている
すべての勝者の慧の集成 文殊師利よ 袈裟の舞踊に遊戯する ツォンカパよ 一切の悉地を授ける閻魔を慄かす者よ 分けることもできない御三家の蓮台へ 跪かん 大慈により摂取されんことを 1 グンタン・テンペードンメの『水の教え』は、この世間でどのようにあるべきか、ということからはじめ、 […]
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弥勒仏への悲讃
2020.10.14
絶望による悲鳴・未来仏への讃歌
namo śrī guru mañjughoṣāya 0 慶友への大慈の涙で濡れている 爾然 暗黒の闇のすべてを焼き尽くす 絡み合う鎖の環は断ち切っている 爾然 強くここに大慈で繋がれている 静寂の河は偏って歪曲しはしない 爾然 他者へ自己より愛は溢れていく 妙に響く文殊師利へと […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.10.02
煩悩を道へと転換し、煩悩を制圧するということ
貪等の煩悩という禍いを 煩悩を道として制圧する 耳に詰まった水は洗浄し 火傷は焼灼して治療する 133 私たちは煩悩に振り回されて生きている。今日は私は何をしよう。明日のために私には何ができるのか。これをしたらこうなるだろう。これをしなければ、こうなるかもしれない。仏教を学び、ど […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.27
ダイヤモンドの価値を忘れてはいけない
双入という龍王の大国である 金剛乗という大海を目指している そこへと架けられているこの桟橋 四灌頂 これは宝石の梯子である 130 仏教とは、釈尊から伝わることばの襷でもある。この襷は遠く海の向こうのインドから、ひとりひとりと渡されてきたものであり、そのゴールは、すべてのものの苦 […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.24
機密保持と暗号化は、すべての人の安心と安全を保証するためのものである
持金剛によって善く説かれた 秘密真言の力は不可思議である ガンガーと呼ぶだけでも 神の河を引き寄せられる 129 果金剛乗は秘密真言乗とも呼ばれ、この実践とは無関係な者には決して開示することない機密事項を秘匿した状態を保持しながら、通常私たちの精神に現れてくる現象とその影響による […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.22
彼岸色の夕暮れに、航海への旅支度を思う
因たる乗の道程は長くとも 秘密真言の方便で速く行く 平地で動かし難い大船も 海に入れば遠くへ行ける 128 本日はちょうど秋分で御彼岸である。本日の夕陽は天空を赤く染め、雲間に隠れるように真西へと沈んでいく。この太陽は決して明日昇ってこないわけではない。 菩提心を起こした後、六波 […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.19
ちゃんとした立派な大人になるために
自分の心を変革する菩薩は 四摂事によって所化を育てていく 海を訪れたことがある船頭は 他人を連れて財宝へと導いていく 127 一切衆生を利益するために仏位を目指す菩薩たちは、菩提心を起こした時点から「如来の御子息」と呼ばれ、六波羅蜜を通じて、自らの心を変容させていくが、すぐに六波 […]