クンケン・ジャムヤンシェーパ


最新更新日: 2018年03月03日 文:野村 正次郎

クンケン・ジャムヤンシェーパは、デプン・ゴマン学堂が輩出した最大の学者であり、その著作は「クンケン・イクチャ」と呼ばれ、チベット全域、モンゴル、ロシアまで仏教の教理学のスタンダートとして学ばれています。私たち文殊師利大乗仏教会は、そのクンケン・ジャムヤンシェーパの教えに基づいて、仏教全体の理解を深めるために設立以来、クンケン・ジャムヤンシェーパのテキストをゴマン学堂出身のゲシェーたちとともに研究し、学んでいます。

ジャムヤンシェーパ略年譜

  • 1648年チベット歴正月8日に、東チベットのアムド地方の、ゲンギャ・ティンリン・レーティカンに父ペルブンと母タルモ・チャムの子として生まれる。
  • 1652年 中国へ向けて旅をしていたダライ・ラマ5世ガワン・ロサン・ギャツォより手灌頂を授かる。
  • 1654年 叔父の僧侶ロサン・ドンドゥプから文字を学び学習を始める。
  • 1660年 ドゥルジン・イシ・ギャツォより沙弥戒を授かり出家し、戒名「ロサン・ゲルツェン」を授かり、怖畏金剛の許可などを授かる。
  • 1668年 中央チベットへゆきゴマン学堂へ入る。この時ラサのトゥルナン寺(大昭寺)のジョウォ・シャーキャムニと文殊菩薩にカターを捧げたとき、両尊が微笑みかけて、言葉を掛けられた。
  • 同年 デプン・ゴマン学堂に入り、ルンブム・ロトゥー・ギャツォに師事し、教理の学習を始める。
  • 1669年 サムロ学寮のチャンキャ・リンポチェ・ガワン・チューデンに師事し、波羅蜜学の学習を始める。
  • 1674年 ポタラ宮殿にてダライ・ラマ5世ガワン・ロサン・ギャツォより具足戒を戒名を「ガワン・ツォンドゥー」と改める。
  • 1675年 サンプネウトクにて問答を行い「ラプジャン・マワ」の称号を授かる。
  • 1676-79年 ギュメー密教学堂にて密教を学ぶ
  • 1680-99年 デプン大僧院の裏山のゲペル山にて講義・著作を行う
  • 1700-1707年 デプン・ゴマン学堂第三十二世学堂長を務める。
  • 1710年 東チベットにラブラン・タシキル大僧院を開創する。
  • 1720年 清朝皇帝より「エルデニ・ノモンハン」の称号を授かる
  • 1721年 示寂の相を示す。

ジャムヤンシェーパの著作