『水の教え・波打つ数の二つの教え』を読む・第70回
光の全く存在しない暗い海に投げ出された恐怖
神仏や修行者を供養したり、貧しく困った者たちに施す、ということを知らない愚かな者たちはどんなに多くの財産や物質的な繁栄を享受しても、それは彼らにとって苦しみの原因が増えているだけであり、それ以上のものとなることはない。
2020.06.01
『水の教え・波打つ数の二つの教え』を読む・第74回
切り拓かれた道統を追うことは安易である
本日はチベット暦四月十五日、サカダワの満月の日である。釈尊がブッダガヤにて現等覚し、また涅槃の相を示された日である。釈尊がインドで説かれた偉大なる仏教の伝統は、いまも私たちの身近にある。
2020.06.05
『水の教え・波打つ数の二つの教え』を読む・第75回
揺らしてこぼしてしまわぬように
『水の教え・波打つ数の二つの教え』を読む・第77回
やさしく微笑を伴うが、底知れぬ冷たい河のように
重みのある言葉というものがある。私たちは何かを語り、何かを人に伝えたいのならば、そのような重みのある言葉を完結に、的を得て語らなくてはならない。そしてその語り口は常に相手に対してやさしいものであり、自然と耳が傾けられていく。
2020.06.08