UmaDusan2023-26
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『水の教え』を読む
2020.06.07
社会的距離間を言語活動にも適用する
思いつきをすべて口に出す人を 誰しも当てにできないと軽んじる せせらいで流れている河ならば こどもたちさえも泳ぐことができる 76 思ったことを何でもかんでも軽々しく口にすることを慎むべきである、本偈はこのことを説いている。軽々しく発せられた言葉は、重みも深みもなく、たとえどんな […]
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『水の教え』を読む
2020.06.06
揺らしてこぼしてしまわぬように
賢者はすべて平等心に満ちている 偏って見る者は貪瞋に満ちている 水をきちんと満した瓶は運びやすく 途中まで充しただけではこぼしやすい 75 本偈は、知るべきことを知り、それを実践できる賢者と知るべきこと知らず実践もできない愚かな者との違いを表現したものである。 ここで知るべきこと […]
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『水の教え』を読む
2020.06.05
切り拓かれた道統を追うことは安易である
善行の伝統を切り拓く者が賢者である 彼の後を追うことは容易いものとなる 駿馬が泳ぎ渡れることを示した道ならば それに続く犬も渡ることができるだろう 74 本日はチベット暦四月十五日、サカダワの満月の日である。釈尊がブッダガヤにて現等覚し、また涅槃の相を示された日である。釈尊がイン […]
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『水の教え』を読む
2020.06.04
神々と人間の師であると言われる釈尊のことば
多くを語ろうと少なく語とうと 意味さえあれば耳は傾けられる 貯水池の大きさがどんなでも 深いかどうかは泳げば分かる 73 空虚な言葉、暴力的な言葉、心の貧しくなるような卑しい言葉が蔓延する。世界が不安定な状況になるのならば、その傾向は大変強くなる。誰かが何かを評価して語っている言 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.03
巨大な循環運動の潮流の畔にて
福徳がもつ力 善なる知性 これらは互いを因とし運命を切り開く 河は雨の源となり 雨は河の源となる 互いを因として流れ大地を潤してゆく 72 一切衆生に対する利他心である菩提心と無我を証解する智慧との二つは、方便と智慧の双運といい、ちょうど鳥が二つの羽を使って空を飛んでいくように、 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.02
豊かな実りある未来のために
富める者は福徳を積むべきである 福徳を損なえば失いやすいのである 樹を植えどんな立派な枝が生えるとも 水分がなくなればすぐに枯れてしまう 71 本偈は、どんなに豊かで財産があろうとも、無かろうとも、神仏や修行者を供養したり、貧しく困った者たちに施すことをはじめ、福徳を積まなければ […]
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『水の教え』を読む
2020.06.01
光の全く存在しない暗い海に投げ出された恐怖
無知な愚者が如何に享受しても 苦しみの源以外の何物でもない 黄金山の間にあるすべての海が 常に闇に覆い隠されているように 70 神仏や修行者を供養したり、貧しく困った者たちに施す、ということを知らない愚かな者たちはどんなに多くの財産や物質的な繁栄を享受しても、それは彼らにとって苦 […]
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『水の教え』を読む
2020.05.31
井戸水を枯らさないためには、井戸水を使うのに尽きるということ
財産を増やしたいと思う者はまた 一部を寄付すべきことを知るべきである 井戸水は汲んで使うと増えてゆき 放置するなら濁って枯れてしまう 69 仏教や宗教を学ぶのは、本来は我々がより幸福になり、より豊かになるためである。そのための財産を増やす方法を本偈は説いている。財を築き、財を増や […]
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『水の教え』を読む
2020.05.30
心の砂漠化を防ぐために
自他の誰にも役立たない 財産は無いのと同じである 水なき土地がどんなに広くとも 皆は砂漠に過ぎずと見放している 68 チベット難民の人たちは、寄付をよくする。昨年末にはオーストラリアで火事があった時にもたくさんの人たちが寄付を募ってオーストラリアに送っていた。インドでは外出禁止令 […]
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『水の教え』を読む
2020.05.29
人間である限り、犬よりは賢くあるべきである
知性に乏しい人間は 富を得ても使途を知らない 犬はどんなに喉が渇こうと 川を吸い込まず舐めて飲む 67 善悪の分別もできない知性のない人間は、どんなに物質的享受をしていても、その使い道を知らない。彼らは貧しい人に施しをしたり、僧集を供養したりすることはない。自分の威光を示すために […]
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『水の教え』を読む
2020.05.28
釈尊が仏教を説いたようなことが起こるのは、極めて希少な現象なのである
百人の中から勇者は現れる 千人の中から賢者は現れる 無熱悩池からは黄金水が 大海からは宝石が現れる 66 勇者や英雄と呼ばれる者が現れるのは100人にひとりであり、賢者はそれよりも少なく1,000人にひとりくらいの貴重な存在であるという。黄金を含んだ川はマナサロワール湖から流れて […]
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『水の教え』を読む
2020.05.27
貧しい賢者は静寂を求め、富める愚者は喧騒を求める
賢者の大半は貧しくなるだろう 愚かな者こそが財宝に富むだろう 濁って汚れた川の方が 蛙や蝌蚪や虫がより多い 65 賢者は、欲界で享受する物質的なものには背を向け、仏法と衆生のために役立つ活動をしているものである。だからこそ貪瞋痴の三毒の煩悩の発生源となる物質的な享受は禍いであり、 […]
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『水の教え』を読む
2020.05.26
娑婆世界で我々が享受するすべてのものは、過去の業に応じた果報である
貧困と富裕 冷静と粗暴 高貴と下賤 すべては過去の業に応じた果報である 水輪が攪拌されたことに対応して 山脈や陸地といった環境は出来ている 64 須弥山を中心とした娑婆世界である器世間はすべて業によって生成されたものである。仏教では因果応報を説き、世界の創造主の存在を認めていない […]
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『水の教え』を読む
2020.05.25
善業の水源は我々自身の精神的な現象にある
自ら徳行から退かなければ 敵たちでさえ打ち負かせない 湧き水は自ら枯れないのなら 地面に押さえられても止められない 63 仏教の業報思想を考える上で重要なことは、それが精神的現象であり、物質的現象ではないということがある。たとえば殺生をすれば、自らの寿命が縮まる、というが、これは […]
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『水の教え』を読む
最強の軍事力を誇る真の勝利者、それが釈尊である
結局 敵の敗北と勝利を望むなら 徳行を成し遂げるのに励むべきである 大河を渡ろうとせんとする手段は 平地で舟を作ること以外にはない 62 自己破滅型の煩悩のすべては、他者をきっかけとして生じてくるものであるが、その破滅、悲劇は自らが味わななければならない。真の敵は、外にあるのでは […]
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『水の教え』を読む
煩悩とは他者に対する、自己破滅型の思考である
他者が栄えるのを嫌う者は 自らの徳すらも喪失させる 激流へと飛び込んでしまうと 自らは死ぬが相手は無傷である 61 煩悩というのは基本的に自己破滅型の思考である。すべての煩悩は悪業の動機となり、苦しみしか生み出することがない。それらは他者との関係性のなかで「私」という我執を根とす […]
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『水の教え』を読む
2020.05.24
煩悩を制圧するためには、巧妙沈着な戦略が必要となる
たとえ敵を降伏させんとする時も ゆっくりと穏やかに振舞うべきである 静かに潜んで動いていく者が 魚たちを捕まえるのを見るとよい 60 チベット仏教は大変理知的で、日本の仏教に比べれば教義も大変複雑である。チベットの僧侶の方々から教えていただく仏教の教義は、理解するのも大変難しく、 […]
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『水の教え』を読む
2020.05.23
雑事に追われて自滅するより、のんびり賢く生きた方が楽しい
無意味な仕事に追われてしまい 自ら力を失うとも勇者とは言われない 水のなかに移った自分の姿に敵対し 飛び込んで死んだ獅子と同じである 59 権力者はその権力を維持するために、無駄な仕事に忙殺され、重要な仕事に取り組んでいければ、その権力は次第に脆弱なものとなり、自ら破滅へと向かう […]
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『水の教え』を読む
2020.05.22
堤の上を歩くことができる羊たちの群れ
いまだ大事に至っていない時 順次対策を講じておくとよい 堤防は先に作っておかなけば 増水した時に放流させがたい 58 十四世紀後半に活躍したジェ・ツォンカパは、自らを諸国周遊の徒であると述べているように、彼が修行した様々な僧院や招かれた様々な僧院に滞在しながら活動していたことが伝 […]
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『水の教え』を読む
2020.05.21
海の水は果てしなくあるが、私たちの存在には限りがある
どんなに広く権威が及ぶとも 得られる福徳には限度がある 海を自分の池に注いでも 限度を超えると溢れ出す 57 私たちは無限の過去から様々な業を積んでいるので、その業がある時期に結果を生み出すための総体となって、様々な結果を享受することができている。しかしある時期に生じている業の結 […]