UmaDusan2023-26
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GonpoBumtsok202200004

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『水の教え』を読む
2020.07.05
もはや逃れようもない、絶体絶命の状態
無常の猛獣に捕まっているのに 楽しんで居たいと思うのは正しくない 鋭い鰐の牙の間に挟まれているのに 楽しい時など一瞬たりとも過ごせない 96 想像力が欠けている人は、たとえどんな危機に直面していても、のんびり過ごして、いまはきっとそこまでの危機ではないだろうからきっと大丈夫という […]
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『水の教え』を読む
河が流れるように、私たちは死につつある
生まれてきた時その瞬間から 留まることもなく死神の方を向いている 河は流れてゆき如何なる瞬間であろうとも 逆流することなく海へと向かっている 95 いまは死なない、明日も死なない、そう思っているのは単なる甘い期待である。今晩眠り明日は朝起きれない可能性もある。今月無事に過ごせても […]
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『水の教え』を読む
2020.07.04
希有な存在を死後も継続するためにいまを生きる
生まれる門は六趣の無辺にあるけれど 八有暇を全うするのは稀有なことである 河は無数に流れているけれど 八つの功徳のひとつずつに過ぎない 94 須弥山から持辺山に至るまでの七つの内海や、極楽浄土などの仏国土を流れている水には、八つの良い性質があり、それは清涼で、美味であり、軽やかで […]
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『水の教え』を読む
2020.07.03
私たちは神々よりもよい船に乗っている
人という船を得たいまこの時に 聞思修の大漁旗をたなびかせて 生存の大海原を渡るべきである こんな船は次に得るのも難しい 93 世界の三大宗教のなかで、人間以外の一切衆生という概念をもち、それに対する非暴力や愛を説いている宗教は仏教以外には存在していない。仏教では、幸福な社会という […]
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『水の教え』を読む
2020.06.23
聞思修は、彼岸まで泳いで渡るための特訓である
常に捉み 時に捉み 捉まずに 順を追って泳ぎを習ってゆくように 順を追って言葉に依存する 聞思修という三つが説かれている 92 本偈は、水泳の習得過程を、聞思修の修習過程に喩えたものである。 泳ぎを最初に覚える時は、最初はビート板や浮輪などの浮力のある補助具に常に捉まってまずは手 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.22
他の生物に向けられる慈悲心こそ、砂漠化を防ぐ希望である
多くを聞法しても実践しないのなら 自分の心の流れに何ら役にたたない 水のなかに何百年浸していても 岩盤の本質は乾燥したままである 91 岩石を何百年水に浸しても、表面以外が湿気を帯びるだけで、内部まで水気を帯びることがない。同様に仏教は、どんなに多くを聴聞しようとも、それを実践し […]
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『水の教え』を読む
2020.06.21
渇きを癒してくれる一杯の水のように
すべての法を一度に知っていなくても 知る限りのもので有意義なものである 河の水のすべてを飲み干さないけれど 飲んだその限りで渇きは癒えるだろう 90 釈尊の教えは、明瞭簡潔なものから、甚深広大で難解なものまで様々がある。どんな人であっても、釈尊の説かれた、すべての教えを知ることな […]
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『水の教え』を読む
2020.06.20
受信装置の微調整をして正法の器となる
慢心を退け 静かに律し 正法の器となるべきである 河が高地に留まらず 低地へと巡り流れてゆく 89 私たちは日々様々なものを享受して生きている。しかしながら同時に私たちは、そのひとつひとつのものを丁寧に慎重に公平に享受している訳ではない。またひとつひとつのものをそのものの存在の意 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.19
水回りを清潔に保つこと、善知識に師事すること
世間と出世間との すべての善の根源が師なのである 閻浮提の植物と果実のこのすべてが 無熱悩池に住む龍の恵みであるように 88 我々が住んでいるこの南瞻部洲の北には、九つ黒い山があり、その先には雪山(himavat)があり、そこから香酔山(gandhamādana)のこちら側に縦横 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.18
大海原を航海しようとする時は、船長の言葉に従わなければいけない
法の道へと進もうとする時には はじめに善知識に師事すべきである 大海原を航海しようとする時には はじめに経験豊富な船長を探すように 87 本偈は仏門のはじまり、法門のはじまりに、まずは善知識に師事する必要があることを表現するものである。大海原を航海しようとするときに、さまざまな航 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.17
欺かないもの、これが真実の定義である
知力なく不運な者は深遠だとの 評判に欺かれ道を誤ってしまう 陽炎を水だと見誤っている 鹿は意味もなく苦しんでいる 86 欺かないもの、これが真実の定義である。欺かないというのはどういうことか、ということかといえば、知に顕現するものと、実際に存在しているものが一致していることであり […]
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『水の教え』を読む
2020.06.16
瑠璃色の地球を捨て、何処か別の星に行かなくてもいい
このような教えに逢いながら 似非なる道へと誰が向かうのか 神の水流ガンジスの源で 石灰の井戸を誰が掘るのだろう 85 人はみな出逢うべき時に、出逢うべきものに出逢う、という。その出逢いをどれだけ大切にし真摯に受け止めるのか、それはその人間の力量次第である。私たちは幸いにして仏教に […]
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『水の教え』を読む
2020.06.15
諸仏の言葉が記された仏典の継承者であるということ
然し時が経ち濁り果てたものを 文殊大師は澄明に顕彰なされた 海中へ捨てられた四種ヴァーダは 魚の姿に変化して救出されたように 84 本偈は文殊大師と呼ばれるジェ・ツォンカパがインド・チベットの仏教の伝統をよく復興し、教学体系を清浄なものとして、釈尊の教説が五濁悪世によって堕落して […]
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『水の教え』を読む
2020.06.14
釈尊にはじまり釈尊に供えられる教誡
そこから甚深広大の実践の 三つの道へ順次流れてゆく 円満で誤りなき教誡は 眠らぬ賢劫の者の供物である 83 この偈は、釈尊を起源として、龍樹を開祖する文殊菩薩から継承されている甚深見次第と呼ばれる無自性空の思想的な伝灯と、無着を開祖として弥勒ら継承されている広大行次第と呼ばれる大 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.13
私たちは心のなかに、正法の灯火をともせるのか
七種の水のなかで最高のもの その源は雪に帰しているように 不迷乱で過失のない正法もまた 勝者の言葉に帰すものでなければならない 82 本偈は所謂、仏教論理学の根本命題である「世尊が量である」ということを検証することの重要性を説いたものである。我々仏教徒は、まずは釈尊の言葉に自ら真 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.12
煩悩障・所知障の二障を断じた、一切相智の正等覚ブッダの境地へと道を進めてゆく
世間の梵天の垂髪を流れる 恒河に彷徨う旅を終えた後 二障の垢を洗い清めるために 正法の道へと導いてゆきたい 81 本偈は前半で説いた、業報思想や三宝への帰依しながら世俗的な営為からさらに進化して、解脱と一切相智という仏教の説いている宗教的な営為とは如何にあるべきか、ということをこ […]
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『水の教え』を読む
2020.06.11
どんな時にでも、釈尊が説かれた業報思想と仏法僧を忘れずに在るならば、どんな世間の活動なども大したことではない
どんな時でも常に業果と三宝を 意識し続けれるならすべては成る 神々のなかの王が雨を降らすなら 得られる収穫も円満となるように 80 『水の教え・波打つ二つの教え』という一三九偈弱よりなる本詩篇は、これまで見てきたように、現世利益をも、品のある高潔な活動とはどうあるべきか、という世 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.10
純然たる善なる動機をもつことの大切さ
善なる意志をもつのなら 世間の行もすべて正法となる 水車を使えば低い溝の水でさえ 高い山の頂まで運んでいける 79 本偈は、チベットの仏教に私たち日本人が触れるとき、何度も何度もチベットの僧侶たちが語る純然たる善なる動機の大切さを説いたものである。ジェ・ツォンカパの「よき志をもつ […]
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『水の教え』を読む
2020.06.09
岩の表面に善なるものを刻んでゆく
水面に絵を描くかの如く 罪深い心をすぐに捨てるべきである 岩面に絵を描くかの如く 善なる意志を強く固めるべきである 78 私たちは無始の過去から罪業を積んできて、それが習慣化しているので、罪業や罪深い心というものは、すぐに起こすことができる。たとえば誰かに対して嫌悪感をもったり、 […]
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『水の教え』を読む
2020.06.08
やさしく微笑を伴うが、底知れぬ冷たい河のように
言葉は少ないが微笑を伴い的を得ている そんな話に人はすべて耳を傾けるのだろう 音もなく静かに緩やかに流れる河ならば 水深がどれだけあるかを知り難いのである 77 重みのある言葉というものがある。私たちは何かを語り、何かを人に伝えたいのならば、そのような重みのある言葉を完結に、的を […]