UmaDusan2023-26
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GonpoBumtsok202200004

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『水の教え』を読む
2020.10.07
澄明な水に泡がたつように
微細な原初の風と心から 幻の如き身体で起き上がる 澄明な水に泡がたつように 天空から河が流れるように 136 私たちは今日の自然科学や工業技術の発展のおかげで、これまで実際に眼にすることができなかった様々な現実の現象が可能なことを知れるようになった。私たちの脳神経は電気信号を本質 […]
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『水の教え』を読む
2020.10.06
歓喜の光がもつ質を感じられる時
四歓喜の倶生の大楽で 四空の智慧は増大する 四つの大河が流れ込み 馬面山の火は燃え盛る 135 歓喜・最勝歓喜・殊勝歓喜・倶生歓喜という四種の歓喜よりなる大楽によって、対象が無自性である空・甚空・大空・一切空光明という四空よりなる智慧を発展させていくことを説いている。それは源流よ […]
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『水の教え』を読む
2020.10.05
いまのままの私をはじめからやり直してみる
微粗の生起次第の瑜伽により 生死と中有の三つを浄化する バギーラタの捧げた供物が サガラの王子たちを浄化する 134 夜が明ける時、東の天空は曙色に染まりながら、再び巨大な太陽が昇ってくる。地球上のすべての出来事は、またはじまり、太陽氏の物語ではなく、私たちの物語が今日もまた紡が […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.10.02
煩悩を道へと転換し、煩悩を制圧するということ
貪等の煩悩という禍いを 煩悩を道として制圧する 耳に詰まった水は洗浄し 火傷は焼灼して治療する 133 私たちは煩悩に振り回されて生きている。今日は私は何をしよう。明日のために私には何ができるのか。これをしたらこうなるだろう。これをしなければ、こうなるかもしれない。仏教を学び、ど […]
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『水の教え』を読む
2020.09.30
事実と向き合う人たちの善意の贈り物
真実を知っている瑜伽行者は 慾望を享受しても執着しない 魚は深い水のなかに泳いでも 水害に晒されることなどない 132 真実である空性や無我を理解している瑜伽行者は、眼識・耳識・鼻識・舌識・身識の五根による認識が対象とする色処・声処・香処・味処・触処という快楽を与える五欲の対象た […]
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『水の教え』を読む
2020.09.29
未来のために自己批判と懺悔を繰り返す
とはいえ二種の悉地というものが 拠って立つ場は三昧耶の護持である 海水のすべてが渇れてしまうなら 波の紋様はどこから起こるだろう 131 無常瑜伽タントラの二次第のうち、生起次第を究竟した時、空を飛行可能になったり、一劫の間寿命が尽きなくなるなどの八大共悉地と呼ばれる超越的な現実 […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.27
ダイヤモンドの価値を忘れてはいけない
双入という龍王の大国である 金剛乗という大海を目指している そこへと架けられているこの桟橋 四灌頂 これは宝石の梯子である 130 仏教とは、釈尊から伝わることばの襷でもある。この襷は遠く海の向こうのインドから、ひとりひとりと渡されてきたものであり、そのゴールは、すべてのものの苦 […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.24
機密保持と暗号化は、すべての人の安心と安全を保証するためのものである
持金剛によって善く説かれた 秘密真言の力は不可思議である ガンガーと呼ぶだけでも 神の河を引き寄せられる 129 果金剛乗は秘密真言乗とも呼ばれ、この実践とは無関係な者には決して開示することない機密事項を秘匿した状態を保持しながら、通常私たちの精神に現れてくる現象とその影響による […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.22
彼岸色の夕暮れに、航海への旅支度を思う
因たる乗の道程は長くとも 秘密真言の方便で速く行く 平地で動かし難い大船も 海に入れば遠くへ行ける 128 本日はちょうど秋分で御彼岸である。本日の夕陽は天空を赤く染め、雲間に隠れるように真西へと沈んでいく。この太陽は決して明日昇ってこないわけではない。 菩提心を起こした後、六波 […]
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『水の教え』を読む
グンタンリンポチェ
2020.09.19
ちゃんとした立派な大人になるために
自分の心を変革する菩薩は 四摂事によって所化を育てていく 海を訪れたことがある船頭は 他人を連れて財宝へと導いていく 127 一切衆生を利益するために仏位を目指す菩薩たちは、菩提心を起こした時点から「如来の御子息」と呼ばれ、六波羅蜜を通じて、自らの心を変容させていくが、すぐに六波 […]
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『水の教え』を読む
2020.09.17
川の畔を散策し、海へと思いを巡らせる
釈尊が説かれたすべては 空と縁起 ここへ向かう 地上の川のそのすべては 大海へと流れ込んでいく 126 仏教の根本思想は、縁起と空にあり、空や無我とは我々が無始以来「私」と思うこの我見が思い込んでいるその対象が存在しない、という無我を主張しているものである。仏教とほかの宗教との最 […]
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『水の教え』を読む
2020.09.16
「私」はこの物語の主人公ではなく、劇作家である
名指された対象を正理で解析すると それ自体で成立するものは何も無い 百の渓谷を巡り流れる川でさえ 果てには水滴ほども無くなるように 125 「これは私である。これは私のものである。」この二つの意識からすべての利己的な思考が形成されていく。私に何か好ましいことが起これば、その状態が […]
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『水の教え』を読む
2020.09.15
どんな大きな河も小さな水流が集まったものである
仮設の基体たる蘊等の集合を 私だと思い込み迷乱している 大河は元から分かれて見えるが 本来小さな支流の集積なのである 124 空性それ自体を理解すること極めて困難であるが、空性において否定されるべき否定対象を確認することはできるし、それがない状態である空性を想像することはできる。 […]
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『水の教え』を読む
2020.09.14
巨大な迷路の街から抜け出すため
甚深の実義を分析するために はじめに否定対象を確定する必要がある 海へ行って宝石を採取しようとする時に どんな危険があるかを知るのは大切である 123 いつの間にか巨大な迷路の街に迷い込んでいる。その街にいると最初は楽しい芝居が催されていた。美しい衣装を着た演者たちは様々な踊りを […]
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『水の教え』を読む
2020.09.11
龍樹が開いた甚深なる思想とは、底知れない海のようなものである
龍樹の広大な智慧の大海は 実在論者の慢心を奪うだろう 深淵にして底知れない海が 童子たちを慄かせるように 122 龍樹(ナーガールジュナ)は、般若経を龍宮から再び地上に招来し、般若経が直接表現する甚深空の意味を明らかにし、『根本中論』などの著作を表し大乗仏教をこの地上に興隆させた […]
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『水の教え』を読む
2020.09.10
文殊菩薩の本体、智慧とは何か
すべてのものは空であると観て 輪廻の悲痛のすべてを取り除く すべての海水をアガスティアは 一気に呑み干し甘露へと変える 121 一般的に智慧とは、考察している対象の本質を正しく弁別し、行うべきことと廃止するべきことを正しく弁別できる理解する知のことであるが、ここでの六波羅蜜の最後 […]
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『水の教え』を読む
2020.09.09
澄んだ水にすべての影像は現れる
惛沈と掉挙との瑕疵のない禅定が 明晰な時に一切の功徳が示現する 瑠璃の鏡を綺麗に磨かれたように 澄んだ水にすべての影像は現れる 120 禅定とは、善なる意思が、ある対象に集中し継続的に留まっている状態のことである。これには世間の禅定・出世間の禅定という二種類、あるいは止・観・止観 […]
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『水の教え』を読む
2020.09.08
利他の努力を継続できる意思の力
常に敬い精進を続けるのなら 実現できない仕事など何も無い 水滴がいつも落ちていることで 岩山ですら貫通するのを見るがよい 119 精進とは、単に何かに努めて努力することではなく、他者に利益をもたらす善を実現することを歓びとし、その実現のために励もうとする意思のことである。 しかる […]
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『水の教え』を読む
2020.09.07
憎悪の炎を燃やすのか、忍辱の光を発するのか
善資のすべてを焼き尽くす 瞋恚の敵を忍辱は制圧する すべてを呑み込み燃え盛る 焔を消し去る対治は水である 118 忍辱とは、他者の業による被害や自己の業に由来する苦痛に、心が決して翻弄されることのない、安定した精神状態を保てることであり、それには法に対する信解が維持できていること […]
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2020.09.05
完全なる非暴力主義を貫かんとすること
清浄なる戒により 堕罪のすべての垢を取り除く ケータカの実の粉末により 汚れた水を浄化するのである 117 戒とは、他者に対して危害を与えたり、その可能性があることから、自らの意思を背けそれを断じたいという意思のことである。この中心となるものが、自分はそれを断じたいと宣言して受戒 […]