Last Updated: 2009.09.02

A1 法の出所に対して畏敬させるため著者の偉大性を示す

この〔三士の菩提道次第という〕教誡は、一般には至尊弥勒法主の『現観荘厳論』の教誡である。ここでは特にはこのテキスト『菩提道灯論』のことでもある。それゆえに、この〔『菩提道灯論』〕の著者が本書〔菩提道次第論〕の著者でもある。彼は大阿闍梨「ディーパンカラ・シュリージュニャーナ」という御名を戴く方(982-1054)であり、別名「パルデン・アティシャ」としても周く知られている。

この御方の偉大性を述べるにあたり更に三つがある。B1 円満なる人種へと誕生されたこと、B2 その依処においてどのように功徳を具足されたのか、B3 具足されどのように仏教へ貢献されたのか


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