KEYWORDS: グンタン・リンポチェ/水の教え
2020.05.15
ལེགས་པར་བཤད་པའི་ཆུའི་བསྟན་བཅོས་ལུགས་གཉིས་རླབས་ཕྲེང་བརྒྱ་ལྡན་
仏教の業報思想に基づく慈悲心は、人種差別だけでなく、生物種の差別をも禁じるものである
『水の教え・波打つ数の二つの教え』を読む・第51回
すくなくとも菩提心を根本とする大乗の教えを奉じる者は、人種差別をしたり、生物の優劣などを差別的に想定すべきではない。日々の修練のなかで、「苦しみを望まず幸せを望んでいる一切衆生」というものを想定している者であれば、そのような差別的偏見を捨てるべきである、ということは容易に理解できるだろう。