2020.04.16
ལེགས་པར་བཤད་པའི་ཆུའི་བསྟན་བཅོས་ལུགས་གཉིས་རླབས་ཕྲེང་བརྒྱ་ལྡན་
如意宝珠のある海岸へ集うものたち
『水の教え・波打つ数の二つの教え』を読む・第23回
チベットの伝記文献には、蜜蜂が集まるように求法の徒が増えてゆく、という表現がある。これは偉大なる僧侶が中心となって僧院が巨大化していく過程を表現するものであるが、今日のダライ・ラマ法王の周辺で起こってきた現象はまさにそれが具現化したものであるといえる。インド各地で行われるダライ・ラマ法王の説法会には世界中から求法の徒が集まり、時には数万人もの聴衆が何日にも渡って参加するような大規模な行事が行われてきた。