3月13日 関東定例法話会:チベット仏教僧院における修行体系〜クンケン・ジャムヤンシェーパの生涯とその思想


作成日: 2016-02-28 最終更新日: 2016-09-22 作成:事務局

クンケン・ジャムヤンシェーパの創建したラブラン・タシキル僧院

クンケン・ジャムヤンシェーパの創建したラブラン・タシキル僧院

チベット仏教の最大の特徴は、ナーラーンダー僧院などのインド仏教の僧院仏教の伝統を直接継承しているところにあります。特にデプン、ガンデン、セラといったゲルク派の三大総本山では、インド仏教のテキストを論理学・般若学・中観学・倶舎学・律学といった五つのジャンルに分けて、約15年もかかるカリキュラムによって、徹底的に顕教を学習し、その上で、無上瑜伽タントラを学ぶといった伝統的カリキュラムに基づいて、仏教の全体像を学びます。

ゲルク派の各僧院では、ナーランダー僧院の大学者のテキスト及びジェ・ツォンカパとその弟子の書いた注釈書を問答形式によって徹底的に学んでいきます。その問答のテーマ、深く考察すべき問題店などは、「イクチャ」と呼ばれる問答のマニュアルによって学ばれます。デプン・ゴマン学堂では、クンケン・ジャムヤンシェーパ1世ガワン・ツォンドゥーの著したテキストによって、それらを学び、クンケン・ジャムヤンシェーパの教義解釈の伝統は、ゴマン学堂とゆかりのあるチベットの様々な地域の僧院をはじめ、モンゴル、ロシアに至るまで「ゴマン・イクチャ」として広く中央アジアにおける仏教解釈のスタンダートとなっています。

チベット暦の2月5日にあたる2016年3月13日は、デプン・ゴマン学堂の教科書を著作したクンケン・ジャムヤンシェーパ1世ガワン・ツォンドゥーの命日にあたります。この縁日に因んで、大本山護国寺にて、ゴマン学堂における教義の学習がどのようになっているのか、そしてそれらによって僧侶たちは何を学び、チベット仏教ゲルク派の修行体系がどのようになっているのか、それらのことをゲシェー・ロサン・ゲレク師がご紹介いたします。

  • 内容: チベット仏教僧院における修行体系〜クンケン・ジャムヤンシェーパの生涯とその思想〜
  • 日時: 2016年3月13日(日)13:00-16:00
  • 会場; 大本山護国寺大師堂
  • 講師: ゲシェーラランパ・ロサン・ゲレク師
  • 解説: 野村正次郎

関連リンク

The First Jamyang Zhepa, The Treasury of Lives.
http://www.treasuryoflives.org/biographies/view/Jamyang-Zhepai-Dorje/6646