文殊師利


Created: 2009-08-17 Last updated: 2016-09-19 Author:野村 正次郎

文殊菩薩の本当の名前は「文殊師利」のことを表します。これはサンスクリット語の「マンジュシュリー」を音写したもので、漢字自体には意味がありません。

意味をとった訳語は「妙音菩薩」と言います。それは「妙なる旋律で話をされる素晴らしい方」という意味で、文殊菩薩のことばづかいはまるで美しい音楽のように聞えることからそのような名前がついています。

文殊菩薩の女性形は「弁財天」(サラスヴァティー)で琵琶をもって美しいメロディーを奏でています。文部科学省によると日本原子力研究開発機構が開発してきた「もんじゅ」「ふげん」の名前は、文殊菩薩と普賢菩薩にあやかり、原子力の強大なエネルギーをコントロールし、人類の幸福のために活用していくことを願い、「もんじゅ」「ふげん」と命名されたそうです。

仏さまの名前は口に出しただけでも功徳がある謂われていますので、仏教的に考えれば抗議するのはナンセンスですが、これってどうなんでしょう。