UmaDusan2023-26
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『水の教え』を読む
2020.04.30
取扱要注意の気難しい人との付き合い方
下劣な者を重用しようとも 恩義も知らずに憤りさえする どんなに冷たい水をかけるとも 生石灰は反応し発熱するだけである 36 品格で高潔で礼儀正しい人に対して、敬意をもってきちんと接することは自らの品位を高めてくれるし、良い効果が期待できるのは当たり前である。しかしながら常に殺生を […]
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『水の教え』を読む
2020.04.29
情報操作された既製品が生み出した功罪
劣った者たちはすぐに悦ぶだろう その悦びをもすぐに翻すのである 遠くへとは流れない小さなせせらぎは 時に川幅や嵩を増すともそれは一瞬である 35 卑近で目先のことしか視界に入らない人がいる。私たちを取り囲んでいるこのすべての出来事は、実はそれほど驚くべきものでもない。そして特段目 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.28
大海に泳ぐ亀の話に耳を傾けられるか
巨大な国土を見たこともない 辺境の愚者は自国が大きく見える 井戸の水を自慢している亀は 大海の話で死んでしまうのである 34 井の中の蛙というのと同趣旨のものであり、小さくて狭い場所に住んでおり、外側の世界を知らない者は、自分のいる場所がすばらしくよいものであると過大評価している […]
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『水の教え』を読む
2020.04.27
大海の波のように気高い小さなせせらぎのように
悪しき種族を僅かに得ていても 王族のように気高くあればよい 険しい崖を流れるせせらぎも 大海の波のように轟いている 33 六道輪廻における転生というのは、人が人に生まれるということではない。私たちはいま人として生まれているが、ここで死を迎え、次に生まれた瞬間に、視界もはっきりとし […]
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『水の教え』を読む
2020.04.26
臆病で慎重であるという美しさ
弱々しいのに粋がると 危険な崖へと落ちてゆく 水では暴れて泳げる魚でも 乾いた大地では死んでしまう 32 我々は自分のことを過大評価してしまう傾向にある。しかるに出来るだけ、そのような慢心を捨てて控えめに暮らすということが大切である。もしも自分には大した能力もなく、精神的にも臆病 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.25
他人に迷惑をかけてしまった女神ガンガー
傲慢で乱暴な者に対しては 無関係な人でさえ敵視する 高慢で迷惑だったガンガーも ジャフヌの怒りで一気に飲み干された 31 本偈は品のある高潔な振る舞いをしていなければ、いつの間にか多くの敵を作ってしまうことを説いてる。直接には全く関係がない人たちのなかでも、奢り昂った行は好ましく […]
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『水の教え』を読む
2020.04.24
すべての者たちが集う妙えなる交響曲
知性があり善良なる人のもとへ 上中下のすべての者たちが集う 安全な津梁のある池のなかへ 人はみな歓び進んでゆくように 30 釈尊が説法をすると様々な衆生たちが自然に集ってくる。本偈では安全な桟橋や渡し津梁がある池には誰しもが入りやすいというが、チベットでは池は田畑のための貯水池と […]
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『水の教え』を読む
2020.04.23
厳格で顰面の拈華微笑
悪友の娼婦の妖しい微笑より 武骨で乱暴な顰面は吉である 春の薄雲がどんなに白くとも 黒い雨雲の方が農民を益する 29 真実や善業というのは真摯にして厳格な面持ちをしているものである。真実は時に人々にとっては恐怖であり、善業は多くの人々に取っては時には堅苦しいものである。これに対し […]
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『水の教え』を読む
2020.04.22
毒水を浴びるように呑み干す悪友たち
付き合えば善行が増えるか減るのか それが善友か悪友なのかの違いである 透き通った冷たい同じ水であろうとも 利害により薬水と毒水があるように 28 チベットの諺には「盗人に従えば盗みを知る。法に従えば法を知る」というのがある。善業を行う仲間を善友といい、悪業を行う友を仲間を悪友とい […]
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『水の教え』を読む
2020.04.21
一目散に逃げ出すウサギたちにならないために
賢い者は真偽を分析するだろう 愚かな者は聞いた噂で翻弄される 水にチャルと音がするだけで 山林の獣の殆どが逃げ出したように 27 昔ある森の中にベールの樹が生えており、池のほとりに六匹の兎が住んでいた。兎たちはいつもその池に水を飲みにいっていたが、あるときベールの果実が大きく実り […]
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『水の教え』を読む
2020.04.20
耳が薄い人とは仲良くなれない
流されやすい人は仲良くしようとも すぐに不和になり離れていくだろう 水と乳はいくら一体に混ざっても 雁の嘴で分けることができるように 26 水と乳は親和性が高く、混ざり合って一体になりやすい。「水乳の如く和合している」という表現は古来仏典の表現のひとつとして親しまれている。本偈で […]
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『水の教え』を読む
2020.04.19
人間を信頼してしまった雁の王のものがたり
親しくない人と付き合いはじめる時 信頼し過ぎて危険に陥ることもある 菩薩であった雁の王と雁の大臣も 新しい湖では罠に架けられたように 25 昔釈尊は、マーナサ(如意)という名前の湖に、ドゥリタラーシュトラ(護国)という名前の雁の王として生まれていた。この雁の王国には、正しいことと […]
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『水の教え』を読む
2020.04.17
すべての衆生が無症状だが、致死率100%の感染症陽性患者である
重要で高位の者に仕えるのは栄誉である しかし同時にそれ以上の危険の源でもある 大海というこの数えきれない宝石の源は 同時に巨大で恐ろしい猛獣の棲家でもある 24 本偈は現世利益のひとつである知名度・権力・高評価というものの危険性を説くものである。世間における知名度が上がり、社会的 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.16
如意宝珠のある海岸へ集うものたち
慈しみのある饒益し得る者 彼のもとにすべての人は集う 如意宝珠が有るその海辺へ すべての衆生が押し寄せるように 23 チベットの伝記文献には、蜜蜂が集まるように求法の徒が増えてゆく、という表現がある。これは偉大なる僧侶が中心となって僧院が巨大化していく過程を表現するものであるが、 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.15
激しい渦潮のなかに魚も住まないように
傲慢で粗暴な主人を 誰も信頼することはない 激しく乱れた渦のなかに どんな魚も住みはしない 22 人間は生来、自己本位に物事を思考し、それについての発言を行い、行動を行っている。個々の人間は各々恣意的にその営為を行なっているが、ある特定の思考や発言や行動を継続することは極めて困難 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.14
現世利益をもたらす主人や世間の神々は、火にかけた薬缶の湯のようなものである
悪い主人はどんなに敬い仕えても 賄賂がないだけですぐに怒り狂う 何日も沸騰させている水がまた 火がないだけですぐに冷めるように 21 本偈は前偈と同様に悪しき権力者のことを描いている。悪しき権力者というものは、無慚・無愧であり、常に敬意を払い奉仕しても、もしも貢ぎ物や賄賂を献上し […]
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『水の教え』を読む
2020.04.13
海水を飲み干す火山・民衆から貪り尽くす悪しき権力者
悪しき王は食糧と財をすべて奪うとも 決して飽き足らず貪り続けるのだろう 馬口の焔は海水をどれだけ吸上げるとも すべてを飲み干して常に燃え熾れるように 20 「馬口の焔」とは閻浮提の辺境海上にある火山群の焔のことのようである。これは「馬口山」もしくは「馬面山」と呼ばれ、牝馬の口や顔 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.12
雲は海から運んだ水で雨を降らせ大地を潤していく
法を具えた王は税を課そうとも それによって国家を護るだろう 大きな雲は海水を引き寄せて 徐々に雨を降らせ大地を護る 19 沈黙のなかで静かに雨が降る。樹々の間には霧がかかり、時には山の向こうまで大きな雲はつづいている。雨は大地の草葉に潤いをもたらし、時には光線を乱反射し不思議な現 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.11
調和と連帯とは貴いものである
主従が連帯すれば敵軍も難攻不落となる 不和不仲で分裂していればそうでもない 馬でも泳いで渡れない大河であろうとも もし分岐するならば羊でも渡れるのである 18 人類は集団を形成し、集団生活を営むことを習性とする生物である。形成された集団は事業の実施のために、意思を決定するための機 […]
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『水の教え』を読む
2020.04.10
世界を崩壊へと導く、中途半端な知識や権力
半可通や有力者が増えることで 国家や地域の取り組みは崩壊する 左右から水が湧き出す土地では どんな楼閣も家屋も傾かざるを得ない 17 実際には事情をよく知らない知ったかぶりの半可通が様々な意見を述べ、有力者と呼ばれる者が増えることで、社会や集団というのは、せっかく何かよいことに取 […]