
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本年のチベット暦正月元日(ロサル)は2026年2月18日(水)となりますが、世界的な太陽暦ならびに和暦では新年となりました。今年のお正月は日本の天気も穏やかで、元旦は日本別院のある真光院では、ご近所の方はもちろん、いつもお参り来られる近所の猫も境内の日のあたる場所で落ち着いた新春を過ごしていました。
今年はチベット暦では、第17ラプジュン火午歳です。馬はチベット高原で生活するチベットの人々にとって、とても大切な財産で、私たち人間の世界でも、特に「白馬」は吉祥の象徴ですし、チベット生まれの人たちは現代の日本人の殆どの方が自転車に乗れるように、馬に乗れない人はいない、とも言えるほど生活に密着しており、馬具などに頼らなくても馬を乗りこなせる事はチベット人が大人になる過程で必要な運動能力のひとつとされています。
画像にある青い馬は、この世界に存在する馬のなかでも最高の馬「馬宝」の図です。馬宝はすべての馬の導き手でもあり、姿も威厳がり、よく調教されており、すべての行くべき道を熟知しており、どんな逆風にも恐れることもなく、神通力をもち空を駆け抜けることさえも出来る特別な馬です。身体の色は孔雀の首元のように青く、その功徳は象に等しく世界の神々の支配者である帝釈天が転輪聖王に献上する皇帝のもつ至高の七宝のひとつとされています。私たち仏弟子たちはこの馬宝のような境地を目指していかなければなりません。
大菩薩シャーンティデーヴァは『入菩薩行論』で
それ故 悲しみや苦しみをすべて
乗り越える菩提心という馬に乗り
幸せから幸せへと駆け抜けていく
心知る者の誰が疲れてしまうだろうか
と説かれるように、すべての精神的な悲しみや憂い、すべての身体的な苦労、そういったものをすべて乗り越える力をもつ、すべての生きとし生けるものの安寧のために、仏の境地を志そうとする馬に乗り、この生きているだけで如意宝珠よりも価値のある私たち人間が現在享受している幸福な境地を、さらに高い絶対的な安楽の境地である解脱と一切知の境地を目指すことには、決して疲れることも諦めることもなく、精進に励むものである、と説かれています。
今年もまたこの如意宝珠よりも価値のある百千萬刧も逢い難い人身を活用し、みなさまと共に菩提心という馬に乗って菩薩行に精進し、幸せから幸せへと駆け抜けていけるよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和八年元旦
文殊師利大乗仏教会
新年初祈祷のご案内
弊会の新年初祈祷は以下の日程となります。
真光院新年初祈祷会
- 名称:真光院新年初祈祷会
- 内容:三鬼大権現祈祷・不動明王護摩供養
- 日時:令和8年1月7日 午前11時
- 拠所:福寿山 燈明寺 真光院
- 導師:吉田大裕師ほか
- 当日は中食の接待がございます
月例弥勒祈願祭
- 名称:月例弥勒祈願祭
- 内容:弥勒造『現観荘厳論』一巻
- 日時:令和8年1月8日 午前11時
- 拠所:大本山大聖院観音堂弥勒見度殿
- 導師:ゴペル・リンポチェが帰省中のため有志で行います
ご祈祷の受付




