2017.05.16

釈尊への曼荼羅供養法要サカダワ(5月の定例法話会は6月3日・4日に変更)

Shakyathupa

「サカダワ大祭」とはカーラチャクラ・タントラに基づく伝統的なチベット暦サカダワ(四月)に行われる釈尊の降誕・成道・涅槃に因んだ大乗仏教の縁日です。特にチベットではサカダワの朔日から十五日まで潔斎して、在家信者・出家信者を問わず功徳をできるだけ積む日とされています。

「サカダワ」(ས་ག་ཟླ་བ་)とは、インドの「ヴァイシャーカ月」(インド暦2月)、チベット暦の4月のことで、この月の満月15日にお釈迦さまは、この地上に降誕され・金剛座で成道され、クシナガラで涅槃なされています。チベット仏教圏ではこの釈尊の縁日を記念して、サカダワの1日から15日(満月の日)までは、釈尊の言葉と思想へと想いを寄せて、普段やっている仕事を休んででも、この重要な釈尊のご縁日を大切に過ごそうとします。たとえば、このご縁日の間に貧しいものにほどこしをすれば、数十万倍もの功徳を積むことになるとチャンキャ・ガワンチョーデンは説いてます。

チベット仏教のお祭りの本当の意味は「静かに自分をみつめ、将来幸せになるための善業を積むための時間」です。たとえお寺参りなどが忙しくてできなくても、釈尊を追想し、みなさまもそういった「特別な時」を過されるとよいのではと思われます。(なお、6月、7月は宮島大聖院での弥勒祈願祭はございませんので、ご注意下さいませ)

【釈尊への曼荼羅供養法要を行う施主を募集】

1口: 10000円

期間中の主な法要・法話会

6月2日(金)10:00 サカダワ大祭緑多羅四曼荼羅供

すべての仏の活動を象徴する緑ターラー菩薩を補蛇落浄土から招請し、供養マンダラを4つ捧げ、一切の諸仏の活動を促すためのお願いをします。その時にあわせてみなさまのお願いごともお祈りいたします。。

6月3日(土)13:00-15:30 特別法話会

6月4日(日)10:00-12:00/13:30-15:30 特別法話会

内 容:ジェ・ツォンカパ・ロサンタクパ『道三要訣』
導師:ゴペル・リンポチェ3世ゲシェーラランパ・ガワン・ニェンダー師
会 場:龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院
会 費:2日間 10,000円 精進料理(4日のみ)代込
学生・在日チベット人は無料招待。2日間をそれぞれ、お二人でシェアされる場合はお尋ねください。

6月5日(月)16:00 サカダワ大祭護法尊特別供

デプン・ゴマン学堂の4つの護本尊(パルデン・ラモ、大黒天、毘沙門天、夜摩法王)たちの供養し、仏法の護持興隆、仏教の実践者の順縁成就、逆縁消除の活動を依頼します。その時にあわせてみなさまのお願いごともお祈りいたします。

6月7日(水)10:00 サカダワ大祭開運焼香供

空を飛んでいるルンタ(風の馬)を呼びその運気を呼び込む、チベットでもっともポピュラーな儀式のひとつです。とくに開運と金運に良いとされます。その時にあわせてみなさまのお願いごともお祈りいたします。


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