2016.04.20

5月の移動するチベット寺

忘れた頃に来る災害と言っていた災害が、まえの傷が癒えぬまま次々とやってきます。世界中で同じように苦しむ方々のために今はお祈りを続けています。

心の養生に努め、何かの役に立つことをしたいという気持ちを絶えず持ちたいと願い、できることから実践しようとしています。

何日も飲まず食わずでおばあさんを背負って険しい道を行き、岩を枕に凍えながらも体を休めた過酷な日々であっても諦めず難民となってまで仏道を希求した彼らとともに祈り、考え、実践する日々です。

これからの予定ですが、5月7日から京都、東京、大阪と法話会、法要参加が続きます。アボさんもゲンゲレックさんに随行されますので13日まで広島は留守となりますが、移動中も出先でもそのお祈りは絶えません。お近くの方はどうぞご参加ください。

5月14日からは広島に戻り、仏教における最も大切とされるサカダワ大祭が続きます。

注)5月8日の宮島はお休みです。

5月3日、5月31日 師資相承供養 (広島)

チベット仏教は師資相承で成り立っていることから、師から師へ繋げる時に助ける、空を飛ぶ女神ダーキニーを供養します。供物は胸の形をしたおまんじゅうや肉、酒で、ダーキニーを讃えるパンチェン・ラマが作った「春の王様の歌」という歌を捧げます。これらの供物は法要の参加者、日本別院の参拝者、日本別院周辺に生息している動物たちに配布され、お釈迦さまのご加持をみなで共有します。

【ご祈願料】1口: 3,000円

お申し込みはこちらから師資相承供養 

5月4日(水) 開運焼香供(広島)

チベット仏教の法要でもっともポピュラーなもので、一般に「サンを炊く」と呼ばれているものがこれに当たります。

ルンタ(風の馬)とは、羽の生えた馬で空を飛び常に運気を運んでいるものです。とくに開運と金運に良いとされます。ルンタは水曜と土曜に飛び回るとされ、チベットでは通常水曜日にサンが焚かれます。

ルンタは空からやってくるので、できるだけ高いところで行うのが良しとされています。

日本別院で使用しているサンは、杉やヒマラヤで採れる高山植物の葉や花びらなどをブレンドした「ガンデンケンパ」と呼ばれる薬草(サン)と、それ以外にセージや日本の杉等のよい香りのするものをブレンドしたものに、はったい粉、三つの甘いもの(黒砂糖、はちみつ、砂糖)、三つの白いもの(バター、牛乳、ヨーグルト)を加えた供物を準備します。

そしてルンタを迎え入れるために5色の旗を空へ掲げ、お香(サン)を焚いてのろしをあげ自分の居場所を伝えます。またルンタがしばらくその場に留まってくださるよう音楽を鳴らし供酒を捧げます。最近なんだか調子が悪いなと感じられる方や、なにかの事業を実行しようと計画されている方のために、ご祈願を受付ています。

【ご祈願料】1口: 3,000円

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5月7日(土) 近畿定例法話会(京都)

仏教のことをあまり学んだことのないすべての人を対象とした、ゲシェー・ゲレク氏の法話会です。4月から6月までの3ヶ月で21ターラー菩薩のテキストを読み終える予定です。

      • 2016年5月7日(土)13:00~16:00
      • 講師:ゲシェーラランパ・ロサン・ゲレク師 随行予定:ロサン・プンツォク師
      • 通訳・解説:渡邊温子 氏
      • 会費:志納
      • 拠所:住蓮山 安楽寺(松虫鈴虫寺)http://anrakuji-kyoto.com
        〒606-8422 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地
        TEL075-771-5360FAX075-771-5360

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    5月8日(日) 関東定例法話会(東京ゴマンハウス)

    菩薩たちが到達している菩薩行・「彼岸」のライフスタイルは、自分よりも他者の方が大事だと思う、大悲心に基づき、究極の悟りの境地である一切相智の境地を目指す人たちです。彼らは自らに起こるどんな悲しい出来事や辛い出来事も気にすることなく、ただただひたすら利他の心を貫き通しています。

    大乗仏教というのはそのような菩薩たちの教えを説く仏教であり、菩薩たちの心境、特になぜそのように思うことができるのか知ることは、大乗仏教の本質を知る上で欠かせないだけではなく、私たちがより良い生き方、より良いライフスタイルを送る上での学ぶべき智慧の一つです。理論的、体系立った世界観を学びます。

          •  日時:2016年5月8日(日)13:00-16:00
          •  場所:ゴマンハウス:東京都港区高輪2-1-4-セボン高輪102 伊皿子交差点近く、高島屋(和菓子)向かいの港区の掲示板を入ったところ。迷われた方は03-5422-9574までご連絡ください。
          •  講師:ゲシェーラランパ・ロサン・ゲレク師、随行予定:ロサン・プンツォク師
          •  参加費:5000円(学生・チベット人は参加無料)
          • テキスト:『ダライ・ラマ 生き方の探求』春秋社

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      5月9日〜5月13日 法要参加(大阪)

       

      5月14日〜 5月22日 サカダワ大祭(広島)

      「サカダワ大祭」とはカーラチャクラ・タントラに基づく伝統的なチベット暦サカダワ(四月)に行われる釈尊の降誕・成道・涅槃に因んだ大乗仏教の縁日です。特にチベットではサカダワの朔日から十五日まで潔斎して、在家信者・出家信者を問わず功徳をできるだけ積む日とされています。

      「サカダワ」(ས་ག་ཟླ་བ་)とは、インドの「ヴァイシャーカ月」(インド暦2月)、チベット暦の4月のことで、この月の満月15日にお釈迦さまは、この地上に降誕され・金剛座で成道され、クシナガラで涅槃なされたされています。チベット仏教圏ではこの釈尊の縁日を記念して、サカダワの1日から15日(満月の日)までは、釈尊の言葉と思想へと想いを寄せて、普段やっている仕事を休んででも、この重要な釈尊のご縁日を大切に過ごそうとします。たとえば、このご縁日の間に貧しいものにほどこしをすれば、数十万倍もの功徳を積むことになるとチャンキャ・ガワンチョーデンは説いてます。

      チベット仏教のお祭りの本当の意味は「静かに自分をみつめ、将来幸せになるための善業を積むための時間」です。たとえお寺参りなどが忙しくてできなくても、釈尊を追想し、みなさまもそういった「特別な時」を過されるとよいのではと思われます。
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      5月14日(土) 緑多羅四曼荼羅供(広島)

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      日本別院で毎月行っている法要でみなさまの商売繁盛・事業成功・福徳増長・厄災消除・当病平癒などのお願いごとを日本別院の僧侶がみなさまに代わってターラー菩薩にお願いします。

      【ご祈願料】1口: 3,000円

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      5月15日(日) 護法尊特別供(広島)

      gonkhangvisual1仏法の護持興隆、仏教の実践者の順縁成就、逆縁消除の活動を依頼します。その時にあわせてみなさまのお願いごともお祈りいたします。

      【ご祈願料】1口: 3,000円

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      5月29日(日) 広島定例法話会

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