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VOICE NEWS

菩提道次第略論
2010.03.27
G1 菩提心修習次第
H1ジョウォ大師より相承しているものには因果七訣、H2勝子〔自他等換〕に基づいて修習するものとの二つがあると思われる。
菩提道次第略論
F2 発菩提心作法
 F2には三つ有る。G1菩提心の修習次第、G2発心の基準、G3儀軌で保持する仕方。
菩提道次第略論
F1 大乗門とは発心のみである
このように大乗に入らなければならないのならば、どのような門から入ればいいのか。それ(大乗)には勝者によって波羅蜜多乗と真言乗という二つが説かれているのであって、それ以外の他の大乗は無い。その二つのいずれの門に入るとしても門は菩提心のみである。それが心相続乗にある時に生じているのな […]
菩提道次第略論
E1 上士道次第修心
このように輪廻の欠点を様々な側面から長く修習することから、一切の有は燃え盛る穴のようなものであると見える。煩悩や苦が寂滅した解脱を獲得したいと思い、そのことで心苦しくなるのである。〔解脱への〕道たる〔戒・定・慧の〕三学処を学べば輪廻から解脱できるし、それはまた上界の栄華のように再 […]
菩提道次第略論
N3  〔精進波羅蜜を〕心相続にどのように起こすのか
精進の発動の功徳とは次のようなものである。『大乗荘厳経論』では次のように説かれている。 善資のなかでも精進とは最勝のものである これに基づきその後のすべてのものを得られる 精進によって直ちに最勝の楽住を得るのである 精進によって有の受容したいものを得るのである 精進によって清浄な […]
菩提道次第略論
N2 精進の分類
被甲精進とは、以下のようなものである。菩薩は精進しようとする前に、まずは行動を起こすのに先行し奮起しようと気持ちを起こし甲冑を被る。すなわち、百千コーティ倍の三無数大劫かかったとしても、一人の有情の苦しみを取り除くため、ただひたすら地獄に住して仏位を得ることになるかもしれない。そ […]
菩提道次第略論
N1 精進とは何か
〔精進とは〕善法を攝集するか、有情を饒益するために奮起する思いと、それによって動機づけられた三門の業を発動させることである、と『菩薩地』では説かれる。
菩提道次第略論
M4 精進波羅蜜
M4には三つ。N1精進とは何か、N2精進の分類、N3心相続にどのように起こすか。 N1 精進とは何か 〔精進とは〕善法を攝集するか、有情を饒益するために奮起する思いと、それによって動機づけられた三門の業を発動させることである、と『菩薩地』では説かれる。 N2 精進の分類 被甲精進 […]
菩提道次第略論
O2 布施そのもの自体による分類
法施とは、正法を不転倒に説くこと、工芸などの世間的技術を罪を犯すことなく正しく教えること、所学の基盤を守らせることである。 無畏施とは権力者、盗賊などといった人的恐怖、獅子や虎などといった非人的恐怖、水・火などの大種の恐怖から正しく救助することである。 財施とは、財物を他者に与え […]
菩提道次第略論
O1 各所依に応じた〔布施の〕分類
一般に財施とは、在家の菩薩が行うものであり、出家の菩薩は法施を行うべきなのであって、財施をすべきではないと『別解脱経』で説かれており、さらにこれは聞法などの妨げとなってしまうことが意図されていると〔シャーンティデーヴァの〕『所学集成』で説かれている。これは出家者が財産を目的として […]
菩提道次第略論
2010.03.21
D1 有暇具足の確認
D1 には二つ。E1 暇があること E2 ゆとりがあること
菩提道次第略論
C1 有暇具足の所依を活用することの勧め
C1には三つある。 D1 有暇具足の確認 D2 それが有意義であることを思う D3 それが得難いものであることを思う。
菩提道次第略論
B2 師事した後心を如何に修めるのか。
B2には二つ。 C1 ゆとりのある所依を活用することの勧め C2 如何に活用するのか
VOICE
菩提道次第略論
C3 聴聞する方法そのもの
C3 には二つある。 D1 器の三つの過失を断じる D2 六つの想念を固持する
菩提道次第略論
B2 全ての教えが教授として見えるようになるという点での偉大さ
ある者達は「諸々の偉大な典籍には実践のために大事な事柄は説かれておらず〔それらは〕単なる説明のための教えに過ぎない」と考え、「実践する上で大事な要点を説示する教授は他所にある」と理解した上で、「正法それ自体の中に、説明のための教えと実践のための教えとがそれぞれ別々にある」と考えて […]
菩提道次第略論
C1 教えを聴聞することの功徳について考える
聴聞についてまとめた〔『ウダーナ・ヴァルガ』の一節〕に 聴聞によって法が知られる。聴聞によって罪障が断じられる。聴聞によって利益にならないことが捨てられる。聴聞によって涅槃が獲得される。」 とある。〔この〕四行〔の詩節〕によって次のことが説かれている。すなわち、 聴聞によって順次 […]
菩提道次第略論
B1 〔教えを〕聴聞する方法
B1には三つある。すなわち、C1 教えを聴聞することの功徳について考える、C2 教えと教えを説く者に対して尊敬の念を起こす、C3 聴聞する方法そのもの。
菩提道次第略論
A2 教誡に畏敬させるため法の偉大性を示す
〔これから説こうとしている〕法は、この教誡に関する聖典『菩提道灯明論』である。ジョウォ〔アティシャ〕は多くの聖典を著されているが、そのなかでも根の如くすべての点で完全なものが『菩提道灯明論』である。これは顕教・密教の両者の枢要を集約して教示するものであり、述べられた内容もすべての […]
菩提道次第略論
A3 その〔教え〕を講義する方法と聴聞する方法
第三に関して次の三点より説明しよう。B1〔教えを〕聴聞する方法、、B2〔教えを〕講義する方法、B3〔講義の〕後に〔師弟が〕共に行なうべき作法。。
菩提道次第略論
B1 すべての教説が矛盾なく理解されているという偉大性
はじめにすべての教説が矛盾なく理解されているという偉大性について述べよう。 勝者が説かれたもののその一切が、ここでは一人の人が覚りに至るための道として理解されている。あるものは道の根本となるが、あるものは道の支分となる。そこで菩薩たちがお考えになられている目的は、世間の者の目的を […]