大蔵経論疏部第十五雑部 9帙

¥30,000

デルゲ版「チベット大蔵経論疏部」の雑部は、まず第一に本大蔵経の成立に関わったチベット人の学者や訳経僧などが著したチベット撰述文献のうち貴重なものや題名や作者が不明であるが重要なものを収集して収録したものが3帙半33篇、第三に本大蔵経全体の善資廻向ならびに吉祥偈などとして、さまざまな廻向文・吉祥偈などを46篇収録したもの、新規に訳出されて追加された経典や論疏ものが三種類のものが合計9帙あります。

そのなかには梵語をチベット語に訳出する際に多くの賢者たちが作成した『翻訳名義大集』やその語釈である『二巻本訳語釈』やトンミの『三十頌』『性入法』といったチベット語文法の根本聖典、チベット最初の僧院となったサムイェー僧院で前伝期に活躍したペルヤン、ペルツェク、イェシェデの著作や『デンカルマ目録』などといった前伝記の稀覯書、『普賢行願讃』『弥勒祈願王』『金光明経誓願文』『入菩薩行論廻向章』などをはじめとする祈願文、『パーニニ文法論』、スティラマティの『倶舎論実義疏』など様々な小品を合わせて合計118篇の著作が収録されています。

  • 名称: デルゲ版チベット大蔵経論疏部・第十四工作明部
  • 部号: 雑部
  • 帙号: ཅོ་པ། – པོ་པ།
  • 帙数: 9帙
  • サイズ: 90mm x 385mm
  • 奉納場所: 大本山大聖院弥勒見度殿

デルゲ版チベット大蔵経論疏部について

「チベット大蔵経論疏部」(テンギュル・丹殊爾)は、釈尊の御教えの真意を解釈するインド原典の論書をチベット語へと7世紀から500年以上の年月をかけて訳出したものを集成したもので、現在人類が保有するインド仏教の伝統的な注釈書の最大かつ最古のコレクションです。そのデルゲ版は、1744年に木版にて開版されたもので、正式名称を、「一切知者日親釈迦牟尼如来の仏語聖教を注釈する論書を雪国チベットの言語へと奉訳した一切の法施が不断に行われる神変の祖母・圓滿劫福徳雲海」といい、デルゲ大印経院にその原板の板木が今日も安置されていることから「デルゲ版テンギュル」と呼ばれるものであり、全213帙64512版あり、「テンギュル・リンポチェ」とも呼ばれています。

このデルゲ版は、中央チベットのシャル僧院で1334年にクンガ・トンドゥプが施主となり収集され、プトゥン・リンチェンドゥプが校訂者としてナルタン僧院の写本テンギュルを筆者したものを底本として増広して編集し、1334年に完成した「シャル写本テンギュル」、タクツェ宮殿にてシトゥ・チューキ・ジュンネーが責任編集した写本テンギュルほか四本を原本として編纂され、1737年にデルゲの法王テンパ・ツェリンが施主となって発願し、その後1744年まで7年間をかけて最終的には大校閲師シュチェン・ツルティム・リンチェンが責任校正し開版したものです。

本大蔵経について

  • 本チベット大蔵経論疏部は2006年11月1日にダライ・ラマ法王の広島ご訪問に合わせチベットのデルゲ印刷所から調達して入手した木版本をベースにしたオフセット印刷版です。このたびダライ・ラマ法王ご開眼の大本山大聖院の弥勒見度殿の所依として奉納させて頂くこととなりました。
  • 奉納が完了しました経帙は、未来永劫、大本山大聖院弥勒殿にて仏説部と共に厳重に保管されます。
  • 本チベット大蔵経論疏部の代表的な著作である『現観荘厳論』は2006年以来約20年間毎月8日に必ず諷誦しています。
  • 本大蔵経はこの伝燈を継承しているデプン・ゴマン学堂の僧侶が、日本で活動する際、随時使用させて頂きます。
  • 本版本は通常の使用や、拝読の便のため、通常版の半分以下のサイズの「短形ペチャ」(ペトゥン)になっています。
  • すべて伝統的な黒いインクでチベットで経本印刷に用いられている少し茶色の特殊用紙されています。そのためこれを読む者は眼が疲れにくいようになっています。
  • 奉納者のお願いごととお名前は、同様な用紙に黒インクにてチベット文字ならびに漢字で各々の経帙の最終葉に記載します。
  • 奉納者の皆様には、願意・施主名を記した経葉(ページ)の写しをPDFをメールにて送信させていただきます。
  • 奉納者の氏名・願意は、個人情報として別途台帳にも記載されるものであり、一般に公開されるものではありません。
  • 大蔵経の奉納料は、厳格な伝統に従って身口意の所依(仏像・経典・仏塔)の整備と護持にのみ利用され、他の用途に使用されることは決してありません。

お申し込みなされる方と奉納者の名義が異なる場合には、ここにご記載ください。

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