サカダワ大祭とは
「サカダワ大祭」とはカーラチャクラ・タントラに基づく伝統的なチベット暦サカダワ(4月)に行われる釈尊の降誕・成道・涅槃に因んだ大乗仏教の縁日です。「サカダワ」(ས་ག་ཟླ་བ་)とは、インドの「ヴァイシャーカ月」、チベット暦4月のことで、この4月15日にお釈迦さまは、この地上にルンビニーへと降誕され、ブッダガヤの金剛座で成道され、クシナガラで涅槃なされたとされています。
サカダワは釈尊が様々な行状をこの月を特別な月として行われたこともあり、別名「十萬倍月」(འབུམ་འགྱུར་ཟླ་བ།)とも呼ばれています。これは普段よりもひとつの功徳が十万倍の功徳を積むことができるということを意味しています。チベット仏教圏ではサカダワの1ヶ月まで潔斎し、在家・出家を問わず功徳をできるだけ積みます。
釈尊の言葉と思想へと想いを寄せ、普段の仕事を休み釈尊のご縁日を大切に過ごそうとします。仏教の大祭とは「静かに自分をみつめ、善業を積むための時間」です。釈尊を追想し、みなさまも「特別な時」を過され、仏教の教えがいま私たちに何を教えてくれるのかを見つめ直す機会となることをお祈り申し上げます。
ご祈祷・ご奉納のお申込み
本年度のサカダワ大祭の一ヶ月は日本別院では各種の法要が行われます。ご自身でも善業を積まれる他に、ご自身の代わりにゴペル・リンポチェに諸仏へのご供養・ご祈祷・ご奉納をご希望の方は以下のリンクよりお申込みください。