G3には二つ。H1大乗全般の学習次第、H2特に金剛乗の学習次第。 H1 大乗全般の学習次第 H1には三つ、I1菩薩の所学を学びたいという意欲を培う、I2それ […]
H1ジョウォ大師より相承しているものには因果七訣、H2勝子シャーンティデーヴァに由来する〔自他等換〕に基づいて修習するものとの二つがあると思われる。
まず止(奢摩他)とは一体何かといえば『解深密経』では次のように説かれている。 彼はひとり静かな場所にいて、内に正しく置き、如実に善く思う法に心を巡らせて、その心 […]
大乗・小乗のあらゆる禅定のすべてのものも止観にまとめることができると『解深密経』では説かれている。したがって、禅定を追求する者は、その下位のすべてについて議論す […]
大乗・小乗の世間・出世間のすべての功徳は、止観の結果であると『解深密経』で説かれる。 「止観は修所成を獲得した後の相続の功徳ではないのだろうか、それらの功徳の一 […]
特に〔禅定波羅蜜・智慧波羅蜜という〕後二波羅蜜を学ぶのか、ということは止観をどのように修習するのか、ということである。何故ならば、その二つは、順に禅定波羅蜜・ […]
四摂事とは “布施”とは以前の波羅蜜の箇所で解説した通りであるが、“愛語”とは所化に波羅蜜を説くことである。“利行”とは説いた通りの利益を所化が享受するようにさ […]
M6には三つ、すなわちN1 智慧とは何か・N2 智慧の分類・N3 心相続に如何に起こすか。 N1 智慧とは何か 一般的に智慧とは、考察している事物において法を決 […]
M5には三つ。すなわち、N1 禅定とは何か・N2 禅定の分類・N3 心相続に如何に起こすかである。 N1 禅定とは何か 〔禅定とは〕何らかの善なる所縁に一境に住 […]
I3 には三つ、すなわちJ1 学ぶための基盤・J2 そこに所学がどのように纏められるのか J3 そこでどのように学ぶのかの次第 。
H1には三つ。菩薩の所学を学びたいという意志のを学ぶ・それを学んだ後に勝子律を守る・菩薩戒を守りどのように学ぶかの次第。
G3には三つ、すなわち、H1行一般をどのように学ぶのか、H2特に後二波羅蜜をどのように学ぶのか。
仏位を成就する方便に従事するということは、誤りのない方便というものが必要となるのであり、誤った道にいくら励んだとしても、果が生じることはないのである。それは乳 […]
このように願心を発した後に布施などの所学を学ばなかったとしても、先に引用した〔『華厳経』入法界品の〕「弥勒解脱」の聖言に説かれるような大いなる功徳(1)が有るこ […]
F3には三つ。G1発心した後に所学を学ばなければならない理由、G2方便と智慧とを別々に学んだのでは成仏できないこと、G3所学を学ぶ次第そのものの解説。 G1 […]
これには三つある。すなわち、I1自他を交換することを功徳としない過失に対する考察・I2その思いを修習すれば、〔菩提心は〕起こり得ることの説示・I3自他の交換方法 […]
このように慈心を悲心を修習した最後に、ああ、私にとって美しくも愛おしくもあるこれらの有情たちは、このように楽に乏しく苦に悶えている、彼らがどのようにすれば幸福 […]
これには三つある。K1 慈心の修習、K2 悲心の修習、K3 増上意楽の修習。 K1 慈心の修習 慈の所縁は「楽をもっていない有情」である。行相は、「幸せであれば […]
こうして生死流転してきたことで単に面識がないこと以外には、恩義のある、苦しんでいて救われることのない、自分の母親のことを顧みずに見放ししてしまい、自分だけが輪廻 […]
一切の有情は母であると修習した後、まず最初に今生の母について修習すれば〔恩義が有るという感情は〕すぐに起きるであろう、とポトワがお考えになられる通りに修習しなく […]