2018.07.09

夢はゆめなれど

「ゲン・ロサンがラダックに到着されたよ」

そうゲンギャウさんのお弟子さんから連絡が届いたのは、当会のHPにダライ・ラマ法王からのゲン・ロサン師の再臨を祈願するための祈願偈が掲載された前日でした。デリーで亡くなられたゲン・ロサンの御遺体は、デリーから北に位置するマナリで乾燥させられました。

ラダックの人々に歓待されて、こらからゲンは二年間ラダックのお寺に滞在されます。ゲンは亡くなられてもなお、衆生を利益し続けておられます。その後は、故郷のザンスカールにあるトンデ寺院へと戻られます。トンデ寺院は、チベットのマルパ翻訳師が滞在された場所に建てられたといわれる寺院です。ゲン・ロサンもゲンギャウ先生もともに、このお寺の出身です。ゲンギャウ先生はトンデ寺院の管長を務めあげられ、現在はお寺の中にある自身の僧坊で瞑想修行に励んでおられます。

ゲンのお写真を見て、法王からの祈願文を読んだからだと思うのですが、夢でゲン・ロサンにお会いしました。そのことをお坊さんに話すと、「ゲンは何かおっしゃってましたか」と聞かれました。「今まであまり食べられなかったけど、今日は美味しく食べれた。さあ行きますと言って去っていかれました」と答えると、「供養を一生懸命してくださいね」と言われました。

「夢を本当と捉えると過失となる」

という言葉を、マルパ翻訳師の弟子である聖者ミラレーパは残されました。昼間行ったことの習気を夢に見ると言われますが、夢でも会いたい方に会えることは嬉しいです。私たちは、ゲンから何をいただいたでしょう。どうすれば、ゲンを喜ばせることができるでしょうか。供物をささげるだけではなく、ゲンから教わった教えを活かし実践していくことこそが、きっと一番の供養なのでしょう。

ゲンの弟子として、恥じない生き方をしたいですね。


RELATED POSTS