価格帯: ¥3,000 – ¥10,000
観音菩薩は「すべての生きとし生けるものをすべての苦しみから逃れさせよう」というすべての如来や菩薩たちの大悲心の象徴です。チベットをはじめ大乗仏教が伝播しているすべての国で観音菩薩は古来信仰されてきました。日本全国多くの場所で『法華経』「観世音菩薩普門品」は『観音経』として日常的に出家者・在家者によって読誦され、観音菩薩は信仰されています。大乗仏教の根本経典のひとつである『般若心経』もまた釈尊が観音菩薩を通じてその教えを語られたものです。このようなこともあり、観音菩薩はどのような方なのか、ということをきちんと知っておくことは、大乗仏教徒の基礎的な知識ということができます。
釈尊は、44歳の夏に釈尊は須弥山の上の三十三天にて夏安居を終えられ、再びこの地上に戻られ、多くの大乗経典を説かれました。この「降臨大祭」の日を記念し、さらに本年度のダライ・ラマ法王猊下卒寿記念事業の一環として、本年度の降臨大祭では、ひろく観音菩薩と大乗仏教の教えをみなさまにご紹介するために、観音菩薩の化身とされているダライ・ラマ法王第7世の非常に有名な観音菩薩の讃を通じて、みなさまと三世十方の如来の大悲心について学びたいと思います。
仏教の伝統的な教義では、正しい法座は、主催する側も参加する側も、現世の報酬や権力や名声などのために行なってはいけないことになっています。また経済的な背景によって参加できたりできなかったりということを限定をしてはいけないことになっておりますし、聴聞する法に価格をつけること自体が好ましくありません。こうした理由から弊会では、法話会では、弊会施主会員のみなさまにスポンサーになってもらって頂くと同時に、参加資格を設けず最も正式な開催形式で法話会を開催するために、みなさまからの御志をお願いしております。
このような趣旨にご理解をいただき仏法のためにみなさまがご志納の功徳は、今生だけにではなく、みなさまが今後仏の境地にいたるその日まで、無量の衆生たちをすべての如来や菩薩が利益する活動の原資となります。