2010.02.14

ロサル・サン!

チベット暦新年明けましておめでどうございます。

今年はチベット暦2137年第17ラプチュン鉄寅歳です。先ほど現在本山に居られる弊会会長ケンスル・テンパ・ゲルツェンから「今年もみなさまをはじめとするすべての衆生に健康と幸せとみ仏の御加護がもたらされうますようお祈りしています。」とメッセージを頂きました。

会員のみなさまの手元にはこのモンゴル人が寅を引くの図を年賀状で送らせていただいたと思いますが、このモンゴル人が寅を引く図は、古来チベットでは、三明主(リクスンゴンポ:観音・文殊・金剛手)を表現したものであると言われています。

三明主は、ブッダの方便である大悲が菩薩の姿をとって現れた観音菩薩、ブッダのすべての智慧が菩薩の姿をとって現れた文殊菩薩、ブッダのすべての力が菩薩の姿をとって現れた金剛手菩薩の御三方です。この三人の菩薩のことお思うことは仏教の教えそのすべてを思うことにつながり、古来ワンセットで取り扱われてきました。

モンゴル人が寅を引く図は、この3人を表しており、モンゴル人が観音菩薩、寅が文殊菩薩、鉄の鎖が金剛手を表したものであると謂われています。この絵をプリントして玄関の扉の内側の上に張り、外側を見るならば、魔物や障害が外に出て行って家のなかに、幸運が舞い込んでくると謂われています。


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