2012.04.14

厄災消除特別祈祷

今日は日本別院で厄災消除特別祈祷で三分法(チャスム)という儀式が行われました。

お坊さまたちはまず、地獄の閻魔大王たちの王である文殊菩薩の忿怒形である怖畏金剛尊となって供物を神々に捧げるものへと変化させます。トルマと呼ばれるはったい粉とバターで作った供物を、1)最初に過去・現在・未来の諸仏へ捧げ、2)次に土地の神へ捧げ、3)最後に餓鬼に施しをして、三分割する儀式です。

この儀式は主に厄災消除や罪障消滅のための行われ、邪魔が入らないように邪鬼を退けることが目的です。

餓鬼へも施しをするのは、餓鬼に供物を与え「仏さまたちに捧げたものと同じ物をお前にもやるので、今後この人たちに悪さをしないようにしなさい」という意味があります。

トルマをひと掴み握って悪いところを摩ったり、邪気などをトルマに移し、厄災などと一緒に消除します。

 

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