2019.07.05

龍蔵院浄化槽緊急修理工事へのご支援のお願い

謹啓

時下ますますご清祥のこと、お慶び申し上げます。平素はデプン・ゴマン学堂ならびに弊会に対して多大なるご厚情を賜り誠にありがたくあらためて深く感謝申し上げます。

さて弊会では2000年以来、広島市東区牛田東にある高野山真言宗寺院 龍蔵院を本拠地として活動を行い、2006年にはダライ・ラマ法王をもお迎えすることができました。2004年7月以降は、龍蔵院にてデプン・ゴマン学堂の日本別院を設置して、日本での正式なチベット僧院として、本年七月にはちょうど十五年間にわたって活動することができました。

龍蔵院は広島駅からも近い山林のなかにあり、戦後の紆余曲折ならびに火災による本堂消失などの数々の苦難を乗り切り、2000年以来、本山デプン大僧院からの来日した僧侶の宿泊先ならびに活動の本拠地として機能してきましたが、あいにく急傾斜の土地の深い森のなかにあるため、広島市の下水道へと接続することもできず、浄化槽にて汚水の処理を行なってまいりました。

しかしながら、近年の気候変動に伴い、本堂を含んだ境内地は地盤が徐々に沈下しており、このたび4月22日の定期点検にて現在設置している浄化槽の内部の隔壁ならびに外部にも漏水がみられ、下記の通り、緊急の対策を講じる必要が生じております。

つきましては大変恐縮には存じますが、以下の通りFRP樹脂の塗装を行い浄化槽の緊急修理工事へのご支援をお願い申し上げます。

  • 工事名:龍蔵院浄化槽緊急修理工事
  • 施工内容:現状破損している浄化槽を一度空にしてFRP塗装により破損部分を補強する
  • 施工日程:既に破損してるため緊急の対策が必要であり、梅雨明けとともになるべくはやい工事が必要
  • 施工業者:株式会社ヒロエー
  • 修理費用概算:200,000円以内
  • ご寄進の方法:本サイトのカートよりクレジットカード決済もしくは銀行振込

現在の浄化槽の水位低下・亀裂・漏水の状況

  • 現在の浄化槽は汚水が漏水し、それが原因で水位が低下している
  • 現在の浄化槽は地盤沈下ならびに上部からの圧力により浄化槽内部の壁が押しつぶされて破損し、亀裂がはいっている。
  • 浄化槽は通常設置したら半永久的に使用できるものであるが、浄化槽の周囲を囲むコンクリート土台ならびに基礎の沈下により浄化槽が破損する減少が起こっている。
  • 現在の浄化槽は既に破損しているので、交換もしくは廃止し下水道への接続が必要であるが、その工事は大規模なものとなる(現在の概算見積では1700万円程度かかる)
  • 大規模な工事を行うためには、まずは現在の浄化槽の内部を一度空にして、入念に点検した上で、今後の対策を検討する必要がある。
  • FRP樹脂による現在の浄化槽の応急対応をすれば、今後1、2年間は浄化槽を使用することができる(つまりトイレと台所などにおいて水を使用することができる)
  • 応急工事は基本的にはあくまでも緊急の対応に過ぎないのであり、その状態で何年、何十年も現在の浄化槽は使用できない。将来的には何らかの抜本的な対策が必要となる。

応急修理後の展望

この度の浄化槽の緊急保守工事は、あくまでも一時的なものであり、抜本的な交換などをしない限り、龍蔵院では生活する居住可能な状況ではなく、また参拝者が集まって様々な行事を今後これまで通り行うことは不可能です。

抜本的な上水道・下水処理の整備などといったインフラ整備をするためには、1500万円以上もの費用がかかるばかりではなく、近年の気候変動により土砂災害の危険が常にあり、また急傾斜地のために民間レベルでの対策は極めて困難です。

通常の平地や住宅用地であれば、そのような対策も比較的安価な工事で可能ですが、現在の龍蔵院のある場所にては、継続的に長く人間が居住し、活動していくのは極めて難しく、また昨年の西日本の豪雨災害の復旧工事もまだ途上である現在、公的援助や対策を被災者の方々に先駆けて行なっていただくような要請を行うのも困難であるのが事実です。

このような状況を鑑み、この度長年活動拠点としておりました龍蔵院を一時的に離れ、日本別院の拠所を移転せざるを得ないこととなりました。

今後は応急処置の工事をした後に、なるべく現在の施設を利用しないで、時折、日帰りで参拝に行くなどの形で龍蔵院境内の周囲に弊会が所有している山林を活用していきたいと考えております。また本年秋ころから一年半に渉り、広島市の水道局が境内下の河川の水路の整備の工事を行うことが決定しています。再来年ころにはその工事が終わり、水路には蛍が飛び交う、美しい河川が復興される予定になっております。

一時的にチベットの僧院の日本別院は龍蔵院から移転しますが、龍蔵院を参拝する方、また山歩きをして休日を過ごす人たちのためにも、我々の所有している山林を訪れる人たちが利用できるトイレは必要となります。

ダライ・ラマ法王は現在の山林を修行道場のようにして、山林にこもって修行するような施設をつくっていくことを提案してくださいました。いますぐにはそのようなものを作ることができません。しかしながら、将来的に現在の所有している山林が、かならずや仏法交流のため、釈尊の時代にできた最初の僧院である竹林精舎のようなものとなる可能性はゼロではありません。このようなことから考えてもしばらくは、応急処理の工事を行い、一時的に居住者のいない状況を作り経過観察することは極めて重要なことと思われます。

皆様の温かいご理解とご支援を賜りますますよう、お願い申し上げます。

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