O1 各所依に応じた〔布施の〕分類


Created: 2010-03-27 Last updated: 2016-09-23 Author:事務局

一般に財施とは、在家の菩薩が行うものであり、出家の菩薩は法施を行うべきなのであって、財施をすべきではないと『別解脱経』で説かれており、さらにこれは聞法などの妨げとなってしまうことが意図されていると〔シャーンティデーヴァの〕『所学集成』で説かれている。これは出家者が財産を目的として布施をなすことを禁じているのであって、自らの善なる所行を損なわないで、過去の福徳の力によって多くのものを得ているのであれば、財施をなすべきであるということが説かれているのである。シャラワのお言葉にも「私はあなたに与えることの功徳を語っているのではないのであって、持っていることの過失を語っているのである」とあるのである。出家者が身を削って財宝を求め蓄え、戒律に多くの傷をつけてしまいつつ布施を行うことは喜ばしくない、ということを教えているのである。