2009.08.17

縁起の見解で慈悲を実践する

この言葉は三月末にケンスル・リンポチェと共に、北インドのダラムサラで、ダライ・ラマ法王が我々のために色紙に書いてくださったメッセージです。

正確には、法王は色紙にチベット語で「縁起を理解する見解を通じて非暴力の慈愛を実践すべきである」と書いてくださいました。

仏教の教えは、すべてのものが依存関係によってできているという「縁起」こそがその中心にあり、そしてその中心的な思想に基づいて非暴力と慈悲の教えを実践することが大切であるという、という法王のメッセージです。

これこそが大乗仏教の教えの本質で、誠にありがたいお言葉を頂き、いまは本堂の中央にこの色紙を飾っております。厳しくも深い哲学的な洞察のなかから生まれてくる、法王の笑顔にみちた励ましのメッセージです。

いよいよこの秋には法王をお迎えすることになります。みなさまも存分にこの機会に法王の偉大な智慧と慈悲をできるだけ吸収して頂けるよう最終準備の段階に入りました。次回には法王来日の詳細も発表できるかと思います。

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