L3 病苦について


作成日: 2010-01-19 最終更新日: 2016-09-23 作成:事務局

病苦にも五つある。

  1. まず、病とは身体の性質が変化することである。身体の筋肉は脆弱になり、皮膚が乾燥して荒れることなどがそれである。
  2. また〔病とは〕苦痛と不快感が増しそれが持続していることがより多くなることである。これはたとえば身体の水界等が不均等になり、過剰・過小になって混乱状態となることから身体に痛みが起こり、そのことによって不快感が生じてそのまま昼夜を過ごさなくてはならなくなるのである。
  3. 次に病とは快楽を享受する対象を享受できないことである、すなわち快楽の対象はその病には弊害があるなどと〔医者などに〕言われてしまい、望んでいるにも関わらずそれを享受する自由が無くなることなのであり、また享受しようと思うどのような行いもいくら望んでもすべきでは無いものとなってしまうのである。
  4. さらに、病とは享受すると不快な対象を望まないにも関わらず享受しなくてはならなくなることである。すなわち、薬を飲んだり不快な飲食等を無理に摂取しなくてはならなくなるのであり、また加熱治療や針を指したりする恐ろしい治療などに頼らなくてはならなくなるのである。
  5. また病とは命から遠のくことでもある。すなわち病を癒すことができないことを知れば苦しみが生じるであろう。

これらのことを詳しく思う必要があるのである。