2023.10.01
རྒྱལ་བ་དགེ་འདུན་གྲུབ་པས་མཛད་པའི་བྱམས་པའི་སྐུ་གཟུགས་མ།

弥勒仏身頌: 未来に金剛座で集うため

ダライ・ラマ1世ゲンドゥン・ドゥプ
訳:野村正次郎

弥勒殊勝身を建立するためにと

順縁を成し遂げてきた者たちが

至尊弥勒の御足の蓮華の畔にて

勝乗法の栄光を享受せんことを

1

いつの日か金剛座の頂きに

主弥勒 君の影が現れる時

私の智慧の蓮の華は開いて

有縁の蜜蜂を癒さんことを

2

その勝者弥勒は微笑し給われる

右臂を私の頭頂へ置き給われる

無上菩提心へと授記し給われる

衆生を利すために直ちに成仏せん

3

菩提を成す如何なる世にあろうとも

三世の勝者とその子たちその一切の

無量の大波の広大行のそのすべてが

ひとつに集結し正しく学べるように

4

善説の紋様で織った聖言の正絹で

実践行という黄金の錫杖の先端で

三学の頂冠で正しく荘厳されている

教説の勝幔が十方へと翻らんことを

5

利楽の源泉たる教法が広く普及し

護教者のすべては健康で堅固であり

有情のすべての歓楽の源泉となる

仏陀の教法が常に普及せんことを

6

常に三種の慈愛を修習した力で

魔軍を慈愛の軍隊で制圧し給われる

一切衆生を慈の力で救い給われる

勝者 主弥勒に吉祥あらんことを

7
未来に釈尊の残した弟子の頭に手を置いて成仏を授記する弥勒如来

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