作成日: 2010-01-11 最終更新日: 2016-09-23 作成:事務局

D1 思

『海意菩薩所問経』では五想としている。すなわち、(1)自らを医者と想う(2)法を薬と想う(3)聞法者を患者と想う(4)如来を勝れた人物であると想う(5)法の状態が永続するように想う、という五つの想いを起こす。そして、周りの者に対する慈しみを修習する。自分よりも勝れた他のものがいるかも知れないと恐れる嫉妬心、別の機会へと後回しにしようとする怠惰な気持ち、何度も繰り返し説明する苦労を厭う気持ち、自分を持ち上げて他人の欠点を指摘しようとする気持ち、法を〔説かずに〕勿体振ったり、衣食などの報酬への期待、これらをすべて捨てて、自他ともに仏位を得るために説明するというこの福徳こそが自分の幸福の糧であると思うのである。

Aarya-Sāgaramatiparipṛccā KD. 152. 海意菩薩所問浄印法問経 大正400,397