作成日: 2010-01-11 最終更新日: 2016-09-23 作成:事務局

E1 自己を病人のようなものであると想う

〔師シャーンティデーヴァの〕『入菩薩行論』には次のように説かれる。

軽度の〔治癒可能な〕病気を患った人ですら医者の言葉には従うべきである。
ましてや、百の害がある貪欲などの病気を常に患っている人は言うまでもない。

と説かれている通りである。〔教えを聴聞する弟子は〕長期にわたるものであり、治癒するのが難しく、激しい苦痛をもたらす病気である貪欲などの煩悩を常に患っているので、まずはそれをそれとして自覚することが必要である。カルマパ〔・シェーラプ・ウー〕御前は「実情と異なることを修習するのは間違ったことであろう。〔しかしながら、実際に〕我々は〔貪瞋癡という〕三毒の慢性的な病気を患っていながら、病気の重さに全く気づかずにいるのだ」ということを仰っている。

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