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新刊のご案内:『世界を魅了するチベット』

2010年04月20日 事務局

弊会学術顧問の石濱裕美子先生(早稲田大学教授)による新刊がでましたので、お知らせいたします。石濱先生が長年注目して来られた西洋におけるチベット仏教のひろがりについてついにひとつの本にまとめられました。

特に欧米社会でチベットの人たちがどのように受け入れられてきたのか、ということがまとまっている異例の一冊です。


目次

  • 序論 チベット仏教の普遍的性格─モンゴル人・満洲人から西洋人まで─2
  • オリエンタリズム論の浅薄─4
  • モンゴル帝国と満洲帝国のチベット仏教への帰依─7
  • 西洋人とチベットとの遭遇─13

第1部 小説の中のチベット─20世紀前半のチベット・イメージ
第一章 白人少年とラマ僧の幸せな出会い─『少年キム』─16

  • キプリングの仏教理解─19
  • 黄金郷チベット─27
  • グレート・ゲームとパンディットの献身─31
  • 白人少年とラマ僧の幸せな出会い─36

第二章 ホームズの臨死体験─『シャーロック・ホームズの帰還』─42
・探検家たちの世紀─45
・スピリチュアリズムの聖地─52
・ホームズの臨死体験の物語─56
第三章 シャングリラ伝説の始まり─『失われた地平線』─64
・ヒルトンのシャングリラ─67
・チベットの隠れ里伝説─70
・ペロー神父のモデル─77
・コンウェイは誰なのか─81
第四章 ヒッピーのバイブル─『チベットの死者の書』─90
・エヴァンス・ベンツの『死者の書』─95
・アメリカ人と『チベットの死者の書』─99
・臨死体験と『死者の書』─104
・現代人の死─106

第二部 現代欧米社会とチベット仏教
第五章 伝統と先進のアイコン─ダライ・ラマ十四世─110
・観音菩薩ダライ・ラマ─110
・世界を慈しむダライ・ラマ十四世─114
・ダライ・ラマの三つの立場─116
・ダライ・ラマに共鳴する国際社会─130
・知識人たちのチベット─135
第六章 現代の「キム」たち─142
・現代の釈尊伝 ジーナ・ラチェフスキー─144
・ニューヨークのチベット僧 ロバート・サーマン─148
・科学と仏教の架け橋となったフランス人 マチウ・リカール─153
・虚飾の街の求道者 リチャード・ギア─157
第七章 「立ち上がれ!」─チベタン・フリーダム・コンサート─160
・アダム・ヤウク「菩薩戒」─161
・チベタン・フリーダム・コンサート─1166
・パティ・スミス「一九五九年」─168
・U2「ONE」─175
・ビョーク「独立を宣言せよ!」─181
・スティング「あなたの愛を送って」─182
・マドンナ「バカになれ」─194
第八章 バーチャル・チベット─映画の中のチベット─198
・『ゴールデン・チャイルド』(The Golden Child)一九八六年 米─199
・『リトル・ブッダ』(Little Buddha)一九九三年 米──204
・『クンドゥン』(Kundun)一九九七年 米─208
・『セブン・イヤーズ・イン・チベット』
(Seven Years In Tibet)一九九七年 米─211
・『シュウシュウの季節』(Xiu Xiu)一九九八年 米─214
・『風の馬』(Wind Horse)一九九八年 米─215
・『キャラバン』(Himalaya)一九九九 仏─218
・『ザ・カップ 夢のアンテナ』(The Cup)一九九九年 豪・ブ─220
・『バレット・モンク』(Bulletproof Monk)二〇〇三 米─223
・『二〇一二』(2012)二〇〇九 米─225
・画面のすみの〝チベット〟─230
結論 チベット文化が現代に持つ意味─234
・西洋とチベットの関係年表─248
・関連文献─256

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