作成日: 2010-03-28 最終更新日: 2016-09-23 作成:事務局

M5 禅定波羅蜜

M5には三つ。すなわち、N1 禅定とは何か・N2 禅定の分類・N3 心相続に如何に起こすかである。

N1 禅定とは何か

〔禅定とは〕何らかの善なる所縁に一境に住している心のことである。

N2 禅定の分類

その個体の観点では、世間・出世間の二つ〔の禅定〕がある。
その分(所属)の観点では、止分・観分・止観双運分の三つ〔の禅定〕がある。
はたらきの観点で分類すれば、今生で心身を楽住させる禅定・功徳を現成させる禅定・有情を利益する禅定の三つがある。第一のものは、そこに等至しているのならば、心身の軽安を起こす禅定であり、第二のものは、神通・解脱・遍処・勝処などの声聞と共通した功徳を成就させる禅定である。第三のものは、禅定によって利益させるべき十一の利益を成就する禅定である。

N3 心相続に如何に起こすか

禅定を修習することの功徳と修習しないことの過失などを思うことなのであり、〔この後の〕止の箇所で後述する。禅定に六波羅蜜を具足させて学ぶ場合の布施とは禅定に住しつつ他者をそこに導くことであり、残りのものは先に同じである。