作成日: 2014-04-28 最終更新日: 2016-01-20 作成:野村 さおり

出立前に託されたもの

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4月18日、ダライ・ラマ法王がすべての日程を終えられ、日本を御出立になりました。みなさまそれぞれに法王のお言葉が心に残っていることと思います。

「このテキスト(東京での法話会で使用されたナーガルジュナ師が表紙となっていたもの)を手垢で真っ黒になるまで勉強しなさい、一年後チェックしますよ、ふぉふぉふぉ」

と、快活に笑いながら仰ったお言葉が深く印象に残り、法を思索し、心の陶治者となることの大切さを改めてご教示下さったように感じました。

そしてご出立の間際、大勢のチベット人の中から、アボに歩よって、ダライ・ラマ法王自ら、プロジェクトの進捗状況を尋ねられ、そして頷き「しっかりやるように」と仰いました。

これはこのプロジェクトがチベット仏教の確固たる学び舎となり、広島と東京で始動することは等しく衆生のためになるとのお考えの現れかと僭越ながら拝察致しました。

多くの衆生の為に、眠る以外のほとんどの時間をお使いになるダライ・ラマ法王の、このプロジェクトに寄せる期待は正統な仏教の学び舎となる事、それ意外にないのだと、遠くなるお車をお見送りしながら何度も心に刻んだ日本離日の朝でした。

翌日は、大勢の方々がそのテキストを手に護国寺で行いましたゲンチャンパの復習会においでになり、多くの質問をされていらっしゃいました。ゲンチャンパも嬉しそうに、会が終わった後の移動の電車の中でも、新幹線のホームでも、質問に答えておられました。

次回は5月連休明けになるかと思います。いつもお手伝い下さいますみなさまありがとうございました。

教えるものと学ぶものの法の種が彼方此方に蒔かれますよう広島からお祈り申し上げます。