2013.07.19

善い仏縁は1日にして成らず(仏縁その2 )

龍蔵院では毎月1日と16日が本尊大聖歓喜天のご縁日で高野山真言宗の伝統にのっとったご供養が行われています。

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法要の前日には平均年齢70を超えた檀家さんたちがお掃除に来て下さいます。その中でも必ず毎回来て下さる老夫婦があるのですが、先日2人だけで来られ、お花を飾ったり、いつもにも増してきれいにお掃除をしてくださいました。

御礼を言うと、「いやいや、お世話をさせていただいて、反対に私たちが御礼を言う方だ。」とおっしゃいます。

「みんな諦めていたいたのに、娘婿にびっくりするくらい善いことがあってね。そんなのたまたまだとか言う人も多いけど、私たちはこうやってほんの少しだけどお世話をさせていただいていたので、善い『仏縁』をいただいたと思っているんですよ。だから御礼を言うのは私たちの方。」

お話をしているとほんとうに頭が下がる思いです。

そういえば40年近くお掃除来て下さっているという別の方も、「最初は法要に参加するだけでお掃除はさせてもらえなかったのよ。何十年も通ってやっと今仏具を磨かせていただいているのはなんとありがたいことでしょう。」とおっしゃっていました。

 

善い仏縁は1日にして成らず

 

という諺はありませんが、、、

「お盆だけお墓参りに行くのではなく、お墓に行けなくて毎日先祖に感謝しなさい」とか

「いつも善い心がけでいることが大切です。普段から慈悲の心を持って、人の役に立ちたいと願いなさい。そうしていればいつしか周りから愛され助けられる存在になり、幸せになれるのです」と、

いつもゲンギャウが言っていたことに繋がります。

ゲンギャウの就任式も無事済んだようです。さすがにトンデからだと繋がりにくくゆっくり話せていませんが、ゲンギャウは時々電話やスカイプで連絡をくれて『みなさん、おげんきですか?』と元気な声を聞かせてくれています。

善い仏縁をもらえるように、またゲンギャウに会えるように、これからコツコツと善業を積まなくては!

(就任式の様子はFBのアルバムに掲載していますが、詳細はまたご報告いたします。)


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